【自分を知った大人服】中石真由子さん ビオホテルジャパン理事

大人になったら、着たい服
2019.01.10

白いスニーカーを

履いた日から

新しい自分に

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サラリとグレーのワークコートを羽織った中石さん。足元は真っ白なスニーカーです。以前は外資系ホテルファンドなどで早朝から深夜まで働いていたそう。そのころはスーツやワンピーススタイルが主流でした。

ところがリーマン・ショックの影響で、会社が閉鎖。突然職を失ってしまいます。

「家にこもって、毎日泣いてばかりいました」と語ります。

もうひとつ、結婚を機に大きな変化がありました。マクロビオティックを始めていたご主人のために、中石さんも本を読んで理論を勉強し、料理にトライ。

「お肉が使えないなら厚揚げにと、置き換えていくのが楽しくて。シンプルな調味料で滋味深い味になることも知りました」

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食を変えると、ライフスタイル全体が連鎖して変わっていったそう。そんな経験を入り口に、会社を立ち上げ、オーガニック商品のプロデュースを始めました。オーガニックコットンのスニーカーを作った際に自身も履くようになったというわけです。

今は、日本ビオホテル協会を立ち上げてコンサルティングを行ったり、企業がサステイナブルな取り組みをする際に商品づくりを手がけたり。オーガニックの世界を「ビジネス」や「地域」「環境」という大きな視点で見ることができたのは、会社員時代のスキルがあったからこそ。

人生の岐路に立ったとき、急に舵を切らなかったのが、中石さんのすごいところです。

「ライフスタイルは、ストイックになりすぎるとつらくなります。同様に、各企業のビジネスを一度にすべてサステイナブルに転換するのは大変。まずは、新しい考え方の軸を持って何かを開発してみる。背中を押して一緒に走る仕事は、仲間と未来をめざすロードワークです」

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それは、おしゃれでも同じ。今は、昔着ていたジャケットやスカートに今のアイテムをプラスオン。無理なく上質さとカジュアルさのバランスをとります。すべての経験をポケットに入れ、少しずつ取り出して「自分らしさ」を再構築する。白いスニーカーを履き、軽やかに歩む中石さんは、今までの経験に磨かれて、輝いているようでした。

 

photo:和田直美 text:一田憲子


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Profile

中石真由子

なかいし・まゆこ

事業用不動産会社、外資ホテルファンド会社を経て、2011年にマクロビオティック料理教室を開始。2013年、一般社団法人日本ビオホテル協会設立、理事に就任。(http://biohotels.jp)ヨーロッパのホテルブランド「BIO HOTEL」との提携による宿泊施設のプロデュース&認証を起点として、空間・製品・サービス・ツーリズムを総合的にデザインしている。

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