沖縄編vol.3 大きなバナナの葉が目印。南インド料理を食べに「スーリヤ食堂」へ

地元のおしゃれさんの わたしの街
2017.06.17

~料理家・根本きこさん~

根本きこさんに沖縄を案内していただいている今月の「地元のおしゃれさんの わたしの街」。今週は、暑い夏にぴったりの、南インド料理が楽しめる食堂を紹介していただきます。

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やんばる本部半島に、「伊豆の味」と書いて、「いずみ」という地区がある。「いずみ」っていったらふつう「泉」か「和泉」でしょ? と思ってしまうわたしは、まだまだ沖縄ビギナーだ。沖縄には、「そんな読み方するなんて!」という地名がたーくさんある。ちなみにわたしのなかで、群を抜いて変わった読み方1位に君臨するのは、「東風平」です(読み方はコラムの最後に)。

そんな伊豆味にある、「スーリヤ食堂」。こちらでは南インドのミールス(定食)が食べられる。
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バナナの葉がしいてあるお皿の上には、
サンバル(野菜いろいろの酸っぱいカレー)、
かぼちゃのクートゥ(ココナッツミルクシチューのよう)、
チキンチェッティナード(スパイシーなチキンカレー)、
青パパイヤのアチャール(ピクルス)、
キャベツと人参のポリヤル(炒め煮)、
きゅうりと玉ねぎのライタ(ヨーグルトサラダ)、
パパド(緑豆のせんべい)が載っている。

すべて、(  )の注釈付きで申し訳ない。でも、ポリヤルとかアチャールとか、言葉の響きがかわいくて、つい使いたくなってしまう。

まずは、おかずをひとつずつ味わって、それからだんだんにごはんの上に載せて、最後は混ぜて食べる。くー、うまっ。
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沖縄ならではのギフトは、入り口にそよぐバナナの葉と、カレーリーフだろう。ふんだんに使われたカレーリーフの香りで、たちまち心は南インドへ。

「さっきいただいたんですよ、ほら」と、お店のゆうこさんが見せてくれたのは、なんと、カレーリーフとひまわりの花束だった。「これをくれた方のお庭には3mのカレーリーフの木があって、それにたくさん実がなって、落ちて。今、小さな芽がいっぱい出ているみたいですよ」。
ふう、なんて素敵な光景。その木陰で昼寝したい。

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お店は、ゆうこさんひとりで切り盛りしている。その姿がなんとも絵になる。わたしが小説家だったら、ぜったい「スーリヤ食堂」を舞台に1冊書くだろう、って確信するくらい、物語があるお店。無論、わたしは小説家ではないから(その素質もなく)、食べる専門ですが。

そして、冒頭の答え。「東風平」の読み方は「こちんだ」でした。ね、変わってるでしょ?

 

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スーリヤ食堂

MAP:
沖縄県国頭郡本部町字伊豆味378-1
TEL:0980-43-0358
営業時間:11:30~16:00(なくなり次第終了)
定休日:木、金曜
http://suryashokudo.ti-da.net

Profile

根本きこ

Nemoto Kiko

神奈川県・逗子でカフェ「coya」を8年間営んだあと、2011年春に沖縄へ移住。今夏、「沖縄美ら海水族館」の隣村にカフェをオープン予定。三児の母。近著は『根本きこの 島ぐらし島りょうり』(祥伝社)。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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