小笠原陸兆さんのミニパン ~niguramu(にぐらむ)より vol.7~

今日のひとしな
2016.06.07

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こんな仕事をしていながら、私は家事全般が苦手です。

お恥ずかしいことに、雑誌などで紹介されているような素敵な暮らしとは程遠い毎日。それでも朝は来るし、お腹はすくし。

若いころは気軽に使える安価なテフロン加工のフライパンが出回っていて、加工が剥がれてきたら買い替える、というのが当たり前の時代。自分で料理をするようになってからも、当然のようにテフロン加工のものを買い求めたのだけれど、ふと、こんなに簡単にフライパンを処分するのっておかしくない? と疑問に感じました。

ちょうどそんな時お店を始める事になって、出会ったのが南部鉄器です。今でこそ、実際に長く愛用した上での魅力をたくさん感じているけれど、惹かれたきっかけは正直、見た目でした。洗練されたデザインと深い黒色のバランスが、どれもこれも本当に素敵で。鉄のフライパン使いたい! って、ほとんど一目惚れ。

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けれど、冒頭にも書いた通り、料理が得意でない私に使いこなせるのだろうか……。ちゃんとお手入れしたり使い方に気を付けないと、くっついたり焦げたりしそうだし、そもそも鉄って錆びるんですよ。ネガティブな思考がどんどん増幅してきます。

でも、小さいサイズだったら大丈夫かも。ちょうどよいことに、取り扱いさせていただくことになった小笠原陸兆さんの鉄器には「ミニパン小」という、かわいらしいサイズのフライパンがあるのです。

かくして私は相当な覚悟で、初めての鉄のフライパンを手にしたのでした。大袈裟ですね(笑)。

小笠原さんにお話を伺ったり、ネットなどで情報を集めたりして、はじめてミニパンを使った日のことは忘れられません。そして、その日からすっかり鉄器の虜になりました。

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あの日から15年以上経つけれど、ミニパンは現役でお弁当やおつまみ作りなんかに活躍してくれています。さらに、他にもいくつか大きなサイズを手に入れて、日々愛用中。

うっかり濡れたまま放置したり、調味料にお酢を使ってすぐに洗わなかったりすると、表面に軽くサビが出たり、少しパサついて調子が悪くなる時があるのですが、そんな時も少し多めの油をひいて、少し煙が出るくらいまで熱すると簡単に復活してくれるのが頼もしいです。まさに一生物。不安に感じていた諸々には、いい意味で裏切られました。

 

ミニパン
小 ¥1,944(税込)、大 ¥4,536(税込)

ふた付き 大 ¥6,480(税込)、ふた 大 ¥2,160(税込)

text: 宮嶋ヒロコ

niguramu ~BRANCH Shop~

日本各地から日用品、雑貨、器、アクセサリーをセレクト。連載コラムの執筆は、店主の辻 喜代司さんと宮嶋ヒロコさん。

 

石川県金沢市高岡町18-13

TEL:076-255-3546

11:00~19:00 火曜定休

http://www.buk.jp

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