籐かごの引き出しがノスタルジック。ハンス・ウェグナーの「AT33」ソーイングテーブル

今日のひとしな
2016.05.31

~halutaの北欧アイテムvol.31~

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みなさん、悔いのない1日を送っていますか?
今日は「今日のひとしな」連載の、halutaからご案内する(涙の!)ラストとなる、ハンス・ウェグナーのソーイングテーブルです。

最初に申し上げますと、もはやこれは筆者の個人的な思い入れになってしまいます。これをどうしても最後にお届けしたかったのは、halutaで扱う北欧家具のなかで、もっとも夢とストーリーのある“ひとしな”だと思ったからなのです。

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ソーイングという名の通り、これは裁縫や編みものをする人のためにデザインされた家具です。まずそのこと自体に、ぐぐぐっと心をつかまれませんか?

「北欧の人たちって、それほどまでに裁縫や編みものが好きだったんだなぁ」や「このテーブルのそばで、どんな人が、どんなものを縫ったり、編んだりしていたのかなぁ」など、とにかく妄想がぐるぐると、ノンストップでめぐります。

天板はバタフライ仕様となっており、両側をバタンと広げることができます。何も使っていないときはコンパクトにたたんでおき、作業をするときは、きっと広げていたのでしょうね。ここに作り手のやさしい配慮がひし、と感じられます。これが「デザイン」なんだなぁと思います。

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引き出しを開けます。暴走特急ならぬ“妄想特急”は、さらにデンジャラスに突っ走り、とどまるところを知りません。ボビンスタンドや、細かく仕切られた収納。「ここに何が入っていたのか」はもちろんのこと、もし本来の用途以外で使うとしたら「ここに何を入れようか」という妄想も、もれなくついてきます。

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そしてきわめつけは、こちら。

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ジャジャーン! 籐かごの引き出しです。これが全体の牧歌的なたたずまい、ルックスとしての愛らしさを決定的なものとしながら、それが「生地や毛糸、編みかけのものを入れておく」というきちんとした機能も果たしている。これを「用の美」と言わずして、なんといいましょう。

デザインしたのは、北欧デザインの王様、ハンス・ウェグナーさんです。
AT33という品番で、1949年頃に発表され、1972年からはPPモブラー社で復刻されています。

さすが、さすがのバランスのよさですが、こちらお値段も少々(どころかかなり)お高め。欲しい! でも予算が! というあなたに、halutaでは無名のデザイナーがデザインした、リーズナブルなソーイングテーブルも、多く取り扱っています。なかにはどこにでも持っていけるよう、キャスターがついているものや、かごの引き出しの素材が違うものなど、いろいろなタイプがありますので、ご興味のある方は、ぜひウェブサイトに遊びにいらしてください。

「こんな家具や雑貨を置いて、こんな暮らしがしたい」と思う想像力は、まいにちの暮らしを駆り立てます。halutaの商品があなたにそんな夢をお届けできたら、僕たちもとてもうれしく思います」

¥350,000~
(AT33以外のソーイングテーブル ¥45,000~)

haluta

主にデンマークから仕入れたヴィンテージの北欧家具、雑貨を扱う。「今日のひとしな」コラム執筆は、ウェブブック「haluta365」編集長・山村光春さん。

 

haluta kanda(ハルタ カンダ)

東京都千代田区神田須田町1-25-4 マーチエキュート神田万世橋

TEL:03-5295-0061

11:00~21:00(日祝 ~20:00)

 

haluta AndelLund(ハルタ アンデルンド)

長野県上田市小泉821-1

TEL:0268-71-3005

12:00~17:00(火、土、日祝のみ営業)

http://www.haluta.jp

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