鶴と亀のふたもの
〜「好日用品店/こうじつようひんてん」より vol.1〜
新年のはじまりは、空気が一層され気持ちがきりっと引き締まります。部屋の室礼を少しかえるだけでも、ハレの特別な雰囲気に。赤地陶房の【鶴亀のふたもの】は、ふだんは蓋付きの小物入れとして、特別な日には室礼の主役として活躍してくれます。
九谷焼の赤地陶房は、赤地健さんと赤地径さんの父子・ご家族で営まれています。九谷の土と絵の具で作陶された【鶴亀のふたもの】は赤地健さんの作品。健さんの作品はのびやかな形と愛らしい絵付けで、幅広い年代の方に愛されています。御年85歳の健さんは、器の成形と絵付けが分業で行われていた時代に両方の過程を一人で行った先駆者。当時は「九谷焼の革命児」と呼ばれ、今の言葉少なく物静かなお人柄からは想像がつきませんが、作品を勢いよく作り続ける姿には強さがあり、背中が物語ってくれます。
赤地健さんから生まれる愛らしい器は、手に取るたび、目が合うたびに穏やかな優しい気持ちにさせてくれます。陶房へお伺いするたびに、目に留まりひかれる【鶴と亀】。普段使いからハレの日まで。お正月には、凛とした空気を運んでくれます。
赤地健|鶴と亀のふたもの
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石川県金沢市本多町1丁目5番5号 本多町コーポ105号
Tel : 076-255-6998
営業時間 : 11:00~18:00
定休日:火曜、水曜
https://kojitsu-yohinten.com
Instagram : @kojitsu_yohinten
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