ヴィンテージな趣のインテリアでヨーロッパの香り漂う生花店「blossom」
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
同じ花を扱っていても見える景色が違うことに驚かされる花屋さん。花のセレクト、インテリアとの組み合わせ、飾り方…。店主のセンスが光る世界観たっぷりの花屋さんをご紹介します。
blossom
ヴィンテージな趣のインテリアにシックな色合いの花が彩りを添えます。
ヨーロッパの香り漂う花屋さんで、花のある暮らしのヒントを探して
色数を絞り、建物の雰囲気を生かした空間にシックな色合いの花がよく映えて。置いてある花瓶や水差しも商品。
花は1輪から購入可能。ほかの生花店とはひと味違ったセレクトの花々と出会えます。
グレーの漆喰壁と古い建具で、甘すぎない洗練された空間に
キッチンのような一角。華美な装飾を省いているせいかアジサイの色彩が際立つ。
フランスアンティークの窓枠を背景にすらりと茎の長い花を。これぞ余白の美。
古いドロワーを枝もののステージに。
花一輪から素敵に飾るコツがそこかしこに見つかります
アレンジを楽しんだあとは、傷んできた葉や花を取り除き、残った花は水に浮かべて最後まで愛でて。
丸底フラスコを組み合わせた花器は、嶋さんオリジナル。
ニュアンスカラーの花を使ったアレンジならおまかせを
色数は3色までに絞り、花や葉の形が生きるよう組み合わせるのがアレンジのコツだそう。水差しにざっくりいけても素敵。
東急田園都市線・用賀駅から徒歩15分、静かな川のほとりに「blossom」はあります。アンティークの黄色い扉を開いて、まず目に入るのはさわやかな香りを漂わせるニュアンスカラーの花々。グレーの漆喰壁や古家具を背景に凜といけられた様子は絵画のようで、洗練された世界観をつくり上げています。
オープンしたのは2011年。東日本大震災が発生し、「何かやらなきゃ」と突き動かされるように物件探しを始めたというオーナーの嶋さん。思いつきで始めたため資金もなく、壁を塗るのも、床の手直しも自分でしたのだとか。ただ、仕入れる花だけは妥協しなかったと言います。店内に並ぶのはヨーロッパの品種を中心に、嶋さんの審美眼にかなった花ばかり。つらいことがあった際、一輪の花を部屋に飾ったことで救われた経験が、花業界で働くきっかけでした。「花をとおしてやすらぎのある暮らしのお手伝いができたら」。そんな思いで、今日も花をいけています。
東京都世田谷区中町5-31-9 1F
TEL:03-6809-8458
OPEN:火曜、土曜 14:00-18:00/日曜 14:00-17:00
毎日の営業時間はインスタグラムをご確認ください
https://www.blossom-jp.com
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