10月まで着られるかも!? 人気パンツの生地置き換え
こんにちは。熊本・南阿蘇の「robin ASO」の土持加奈子です。海から山へと移り住み・・・

昔住んでいた海辺での写真
阿蘇でお店をはじめて、今年の夏でなんと15年の月日が流れてしまいました。
どの木もぐんぐん育っています。そのうちお店が森の一部になっているかもしれません(笑)。
さて、今回も、私自身が日々便利に使っている「道具のような服」をテーマに、4日間の連載をさせていただきます。
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<スタンプアンドダイアリーのリネンパンツ>

着用期間:春・夏
以前、展示会で「STAMP AND DIARYの主力アイテムは“パンツ”。」と社長の吉川さんにお聞きしました。なかでも『ウエストタックワイドパンツ』という9分丈の綿パンツは、ブランドの長年の定番。私も色違いで何本か持っていて、春先からちょうど先月までよく着ていました。
今年はその定番パンツの“デザインはそのまま”に、生地だけを涼しい“リネンにチェンジ”した夏バージョンが登場!(「生地置き換え」と呼びます。)
私自身、昔パンツブランドのバイヤーをしていたこともあって、「生地をかえただけ」のように見えて、じつはそれが簡単ではないこともよくわかります。パンツの「生地置き換え」がうまくいく理由は、大きく2つあります。
ひとつめは、ベースとなるデザインの完成度。
このパンツ、よくある形に見えて、すっきり見える工夫が随所にあるのです。たとえば、ゆるやかなカーブのシルエット。左右に3本ずつ入れたウエストタックの“位置と入れ方”も絶妙で、お腹やお尻まわりが気にならず、脚のラインもキレイに見せてくれます。

タックの入れ方:内側2本は外向き、外側1本は内向きに
ふたつめは、デザインと生地の相性。
デザインに頼りすぎて「夏はこの生地で良いだろう」と安直に生地選択をしたり、逆にデザインに合わせすぎて失敗するメーカーさんも多々あります。そんななか、この“夏バージョンパンツ“は、生地選びにかなり時間をかけられたと思います。

ラベンダー掛ったグレーの色味にもこだわりを感じます
使用されているのは、国内で織られたリネン。ふっくらとした風合いで、厚すぎず薄すぎず、ちゃんと涼しいのに、ほとんど透けません。(この絶妙な仕上がりの織物を作れる“日本の加工技術”に拍手!)

お尻のフラップとボタンもアクセントに
こうして、デザインと素材のバランスがとれているからこそ、くつろげる着心地はそのままに、どこかキチンとした印象もある一枚に仕上がっています。

「シャツでも、カットソーでも、ニットでも」何にでも合います
今日は家でのんびり、明日はちょっとお出かけ・・・。そんな毎日に使える「道具」のような一枚。
今年の夏もきっと暑くて、そして残暑も長く続くと言われています。もしかしたら1年のうち半分くらい、このパンツの出番があるかもしれません。
着用スタッフ身長:166cm
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< STYLE1 >
パンツ:STAMP AND DIARY / リネンウエストタックパンツ(ネイビー)
トップス:ARMEN / コットンシングルガーゼシャツ(ネイビー)
インナー:Fabrique en FRANCE / コットンTシャツ(ホワイト)
バッグ:beej / 刺繍フロッキーキャンバストート(ブラウン)
ネックレス:Nazuki Nakamura(私物)
シューズ:LAUREN / エスパドリーユ(私物)
< STYLE2 >
パンツ:STAMP AND DIARY / リネンウエストタックパンツ(チャコール)
トップス:assiette / コットンドルマンスリーブ(ブラック)
インナー:evam eva / コットンタンクトップ(ブラック)
バッグ:M2 / ラフィアトートバッグ(ブラック)
ネックレス:Nazuki Nakamura(私物)
シューズ:Dee Ocleppo / サンダル(私物)
< STYLE3 >
パンツ:STAMP AND DIARY / リネンウエストタックパンツ(ライトブルー)
トップス:evem eva / リネンコットンメッシュニット(アイボリー)
インナー:evam eva / コットンタンクトップ(ホワイト)
ハット:mature ha. / BOXED HAT (私物)
シューズ:FULRA / サンダル(私物)
住所:熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽3811-1
電話:0967-67-2338
メール:info@robinaso.com
営業時間:午前11時〜午後6時
定休日:水曜、木曜(祝日の場合は営業)
https://robinaso.com/
ONLINE STORE:http://robinaso.theshop.jp/
Instagram:@robin.aso
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