残りものには福がある

今日のひとしな
2026.05.05

〜「OCUYUKI」より〜 vol.5


久留米絣を使ったもんぺで知られる「うなぎの寝床」。その、うなぎの寝床に「久留米絣のハギレ」という商品があるのをご存知ですか?


もんぺの形の特性上生まれる、細長い三角形のハギレ。「そのまま捨てるのはもったいない」という思いから、ハギレがたっぷり200g入っています。


伝統の絣技術を用いた温かみのある生地で、さまざまな手仕事にぴったりなアイテム。
色合いや模様が独特で、どれもが一つひとつ異なり、選ぶ楽しさも広がります。その時々で色や形、柄は変わるのも、まるで秘密の宝箱のようで、ワクワクします。

久留米絣は、九州の筑後地方で200年以上にわたり受け継がれてきた綿織物。糸を括ってから染め、それを織り上げることで、染めた部分と染め残した部分の差で模様を作り出す技法です。
30以上の工程と、数ヶ月の時間をかけ、人の手から手へと繋がれながら、一本の反物が出来上がります。
かつては、農家の副業として久留米絣が盛んに織られ、明治以降は庶民の衣服として全国に広まりました。着物から洋服へと移り変わり、繊維産業の流れも大きく変わるなかでも、その芸術性と文化的価値が評価され、1957年には国の重要無形文化財に指定されています。

先日、このハギレをご購入くださったお客様が素敵な帽子を被ってお店に来てくれました。よくみると、このハギレを使って作った帽子とのこと。思わず写真を撮らせていただきました。



久留米絣という長年受け継がれてきた伝統のおすそわけ。何を作るのか、どう活かすのか。そんなことを考える時間は、本当に幸せですね。

残りものには、ちゃんと福がありました。

久留米絣のハギレ 200g



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OCUYUKI

東京都国分寺市日吉町2-33-20 シャルムビル102
営業時間:水-金11:00〜18:00
     火/土12:30〜18:00
定休日:第一土・日・月・祝祭日
https://ocuyuki.jp/
Instagram:@ocuyuki

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