「コートの前の重奏感」…おすすめ帖vol.21

おしゃれさんコーディネート
2019.11.09


『ナチュリラ』本誌でも、季節ごとのリアルクローズとそのおしゃれな着こなし方を提案してくださっている人気セレクトショップ「アナベル」。店主の伊佐さんによる「季節のおすすめ帖」連載コラムです。季節ごとのおすすめの品を月に2回、ご紹介しています。

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photo:川本浩太 text:伊佐洋平 model:伊佐奈々

街にクリスマスのムードが漂い始める今頃、夜のお出かけにはコートが登場し始めるのかもしれません。毎日の帰りが夜の10時を過ぎる私は、そろそろコットンの冬のコートを着始めました。日中との気温差も激しい季節ですので、活動時間によって着るものにも変化があるのがこの時期の特徴かもしれませんね。

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日中に活動することの多い妻は、まだコートを着ていない様子。天気の良い日などは、ワンピースにショールを持って出かけることも多いみたい。

 

 

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コットンに10%のウールが含まれた少しカリッとした感触のあるシャツ生地のようなタッチの生地のワンピースは「susuri(ススリ)」のもの。

 

 

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小さな襟に、大胆にサイバラ(細腹・脇の剝ぎのこと)をきったステッチ配色のワンピース。

 

 

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サイドの大きな切り替えがマチ布のような役割を果たし、動きの出る布地がワンピースのシルエットに揺らぎを生み出してくれる。

 

日中なら少し肌寒くても軽い羽織を着るだけでちょうどいい。

 

 

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遊びのあるスタイリングが楽しめるのも秋の楽しいところ。

 

 

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赤いワンピースに赤いワンピースを重ねてみる。

 

 

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一番下には、夏にもご紹介したフルッタ―パンツを忍ばせて、レイヤーを作ってスタイリングに重奏感を持たせてみた。

 

 

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重ね着にもゆったりと対応できる楽しいシルエットのワンピースも、同じく「susuri(ススリ)」のもの。

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素材と一重という仕立ての軽さもあって、重ね着で動きづらさを感じたりすることはない。

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素材は「susuri(ススリ)」さんが産地まで赴き別注するものの一つ。一見チェックのように見える生地は、よく見ると経糸に黒を使った黒地に赤の小さなドット柄で、織柄で水玉を表現しているため、フラットでなく凹凸のある素材です。ウールとコットンで形成される生地は、軽くも程よく温かく、ウール特有のチクチク感はありません。

 

 

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袖丈が短いのも可愛らしい。もちろん、重ね着でみられるレイヤーを意識しての袖丈のデザインです。

 

 

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上からウールのショールを羽織ったら、日暮れ時の冷え込みにも安心です。

 

 

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コートの出番が増える少し前、このくらいの装いで出かけることの多い日中、バッグや巻物のバリエーションが増やしたくなるのもうなずける。

 

 

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洋服の着方や大まかな趣味性には大々的な変化はつけずらいもの。どうしても似たものが増えてくるのは仕方ないし、自然なこと。その分、着方や小物の変化に気を配ると、洋服を着る楽しみがまた湧いてくる。装いに合わせて小物を変えて楽しみたい季節です。

 

ドットのワンピース:susuri ¥47,000+tax

衿付きのワンピース:susuri ¥45,000+tax

大判ストール:maison de soil ¥15,000+tax

 

 

 

 

*編集部より 伊佐さんスタイリングのシャツの着こなしを現在発売中の『ナチュリラ』2019秋号vol.47で特集していますよ。本誌のほうもぜひご覧になってみてくださいね!

アナベル

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営業時間:11:00~20:00 水曜定休
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肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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