寒い冬はしっかり‟首”を温めて 「宝島染工」のシルクショール

今日のひとしな
2021.01.09

~「YARD」よりvol.9 ~

1月9日。おはようございます。「YARD」たなかです。

福岡県にある「宝島染工」は、植物の葉や花、幹、根、皮、果実などをはじめ、泥や炭、海藻などの天然素材を使って手染めを行っている染工所。

オリジナルで製作された洋服やストールは昔ながらの染色技術で一枚一枚ていねいに手で染められていて、どれをとっても味わい深くしなやかで、独特の雰囲気を醸し出しています。以前、打ち合わせで「宝島染工」を訪れた時、見せていただいたショールのあまりの気持ちよさに、そのまま巻いて帰ったほどです。

「今日のひとしな」は、思わずそのまま纏いたくなる「宝島染工」のシルクショールのご紹介です。

「宝島染工」オリジナルの、起毛シルク100%生地のショール。薄く墨染を重ねることで、動物性繊維のシルクと墨に含まれる油分が結合し、染めなしの時と比べて格段に柔らかく、心地よい、ずっと包まれていたくなるような極上の肌触りを実現しています。

上質なシルク素材ならではのなめらかさと軽さ、そして保温性の高さも魅力の一枚は、「ウール素材や化繊のショールだと肌にかゆみが生じてしまう」という方にも安心してご使用いただけるようになっています。

色はLIGHT GRAY(薄グレー)とGRAY(濃グレー)。ともに同じ墨染で、この濃淡2色は、生地に使用したシルク糸の色の違いによるものです。サイズは、90cm×145cmの長方形。首に巻いたり、大きく羽織ったり、色々お楽しみいただけます。

冬になると、祖母や母は私を見ると「手首、足首、首。女の子は‟首”がつくところは冷やさんようにせなん(冷やさないようにね)」といつも言っていました。若い頃は全く理解できませんでしたが、今ではよくわかります。身体は薄着でも、首元があたたかいと心までリラックスします。

「宝島染工」のシルクショールは、程よい軽さにサイズ感もちょうどよく、一日じゅう巻いていても重くならないところもお気に入りです。

今年の3月20日(土)~4月4日(日)まで、第2回目となる「宝島染工」の展示販売を当店「YARD」にて開催を予定しています(※写真は2年前に開催した、第1回目の時の様子です)。

定番のシャツやワンピース、パンツなど様々なラインナップが届く予定です。以前、代表の大籠千春さんとお話した時に、「目指すは、他のブランドや洋服に差し込みがしやすいような服」と言われていたことがとても印象的でした。

‟競い合う”のではなく、‟共存”していける服作り。

「宝島染工」の服はニュートラルなデザインが多くサイズもゆったりめ。年齢や性別・体形など、着る人を選ばないところも魅力のひとつで、着ると軽やかで美しいラインが出るようにデザインされています。そんな「宝島染工」より生み出される様々な製品は、現代の人々の暮らしに寄り添う‟伝統工芸”だと私は感じています。

 

「宝島染工」シルクショール
素材:絹100%
サイズ:90cm×145cm
色:LIGHT GRAY / GRAY
¥25,000+tax 
※天然染料による手染めのため、色、寸法に若干の個体差がございます。

 

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YARD

住所:熊本市東区神水本町27-21
TEL:096-285-6592
※cafeご予約 096-285-6591

営業時間:11:00-18:00
※cafeラストオーダー 17:00

定休日:水曜日
https://www.com-project.jp/com/
instagram:@yard_haus
オンラインショップ:https://www.yard-online.com/

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