【教えて、かなさん! Vol.7】この秋、本当に着たい服
スタイリストとして活躍するほか、大人カジュアルなブランド「avecmoi(アヴェクモワ)」のプロデュースも手がけている佐藤かなさんに、シーズンごとのおしゃれ気分をうかがっている「教えて、かなさん!」シリーズ。今回のテーマは、ズバリ“この秋、本当に着たい服”。ワードローブに新しく加わったアイテムをどんなふうに着こなしたいか、根掘り葉掘り聞いてみました。
夏は、トップスとボトムのみで完成する“ワンツーコーデ”を楽しんでいたかなさんですが、「秋は気分一新! シンプルな重ね着に注目しています」。
また、「しばらく遠のいていたアイテムを久々に手にとってみたので、昔とはひと違う雰囲気で着こなせたらいいなと思っています」とも。それでは早速、秋の新ワードローブを拝見!
サッとはおれるアウターから、かなさん定番のシャツワンピースまで、どれも素敵なラインナップ。久しぶりに手にとった、というアイテムはどれですか?
「モッズコートとカーディガンです。30代前半くらいまでは抵抗なく着ることができたのですが、特にモッズコートは自分にとってカジュアルすぎると感じてしまって以来、ちょっと違うな、と……」
では、その気持ちを覆したアイテムから紹介していただきましょう!
ITEM1
ロング丈のモッズコート
「この秋、一番出番が多くなりそうです」と披露してくださったのが、ロング丈のモッズコート。
ロングモッズコート 14,000円
ポンチワンピース 6,900円
その他 私物
ここまで長い丈のモッズコートって、ありそうでないですよね。
「よく見かけるひざ丈だと、ボーイッシュすぎてしまって。ロング丈なら、ミリタリー感も薄まって、大人っぽくはおることができます。ワンピースやコットンパールのネックレスと合わせて、女性らしく着こなしたいです」
丈以外にもお気に入りポイントがあるそうで。
「袖口にゴムが入っているので、キュキュッとたくしあげるだけで簡単に抜け感を出すことができます」
「ウエストのドローコードを絞ればシルエットにメリハリがつくし、バックスタイルのアンブレラヨークもヒラヒラッとするから、ちょっとトレンチっぽい雰囲気になるんです」
「総合的に見て、いわゆる“青島コート(注:ドラマ・映画『踊る大捜査線』で主人公が着用していたコート)”っぽくない、というところも決め手になりました(笑)」
ITEM2
シャンブレーのはおりコート
リラックスカジュアルの象徴的なアイテムのひとつがガウン。
「コートというよりは、ロングシャツ感覚の軽いタイプが好みです」
はおりコート 7,900円
レースブラウス 7,900円
その他 私物
「前を開けて黒とグレーでシックにまとめたり、デニムとコーディネートするときはカシュクールワンピースのように使ってみたり。着まわし力の高さも魅力です」
はおりコート 7,900円
インナーヘンリーTシャツ 4,600円
ワイドジーンズ 7,900円
その他 私物
ウエストマークをしているのを見て気づいたのですが、意外とふんわりシルエットなのですね。
「バックスタイルにギャザーが施されているのが、表情の豊かさの秘訣かもしれません」
Profile
佐藤かな
明治学院大学フランス文学科卒業後、スタイリストの道へ。現在は、雑誌や広告のスタイリングを中心に活躍中。自身の大人カジュアルな私服や、長年の趣味が高じて出版したソーイング本も大人気。2018年春より、フランス語で“私と一緒に”を意味するブランド「avecmoi(アヴェクモワ)」のプロデュースを開始。リーズナブルでありながら、質のよさにこだわった“いま本当に着たい”服作りが、高い支持を集めている。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。