体をいたわる朝ごはん
「うつわや half lotus」さんvol.4
今回の朝ごはんは「お粥」です。
お粥は体調が悪いときに食べるというイメージがあったのですが、お粥は消化が良くて胃腸にやさしいという話を聞いて以来、食べ過ぎた日の翌日や最近疲れてるなあと思ったときにはお粥を食べるようにしています。お粥を作るのは面倒くさいと思われるかもしれませんが、何度か作っているとリズムが分かってきて、ささっと作れるようになると思います。
洗ったお米と水を行平鍋に入れて火にかけ、沸騰したらひと混ぜしてから弱火で30分ほどコトコト。この間にお茶やお粥の「おとも」にする具材などを用意します。お粥が好みのやわらかさになったら出来上がり!
お粥に使ったのは知り合いの人から頂いた韓国の古い器です。緑がかったグレーはシンプルな白がゆにも玉子がゆにもよく合います。口縁が広いので、そうでないものに比べると冷めやすいのですが、猫舌の人にはおススメです。「熱々でも平気」という方は口縁があまり広がっていないものを選んでくださいね。
お粥に梅干は定番の組み合わせですね。それ以外なら鮭フレーク、卵、カボチャやほうれん草、冬には大根などどうでしょう。今回は「梅干、シラス、ねぎ」と「アジフレーク、ねぎ」の2パターンにしました。水の代わりに鶏ガラスープでコトコトして中華風にするのもおススメです。
具材をのせた器は、一つ目はクリーム色の隅切り皿。お菓子用としても便利ですし具材や薬味用としても使えます。二つ目は京都の骨董屋さんで見つけた小皿。何となく気に入って家に連れて帰ったのですが、本当に使い勝手が良くて大活躍してくれています。刺身用の醤油や天つゆなど、この縁が立っている形のおかげで中身がこぼれにくくなります。料理をするときに、おたまや箸を置くのにも使っています。
ほうじ茶用の湯呑は知り合いの人が作ったものです。禅寺で長く修行されている女性で、彼女の性格そのままのおおらかで丸みのある形が気に入っています。
器も形や大きさによって向き不向きがあります。器たちの得意なことを知って使うと日々の食事がもっと楽しめます。器との出会いには、それぞれのエピソードがあって、使っているうちに新しいエピソードが加わり、思い出になっていくのではないかと思っています。
今回が最後のコラムとなりました。
器を通して食事や季節を楽しんでいただければ嬉しいです。
ここまでコラムを読んで下さった皆さま、本当にありがとうございました!
器紹介
・碗(店主私物)
・隅切り皿(小):角田淳
・小皿(店主私物)
・湯呑(店主私物)
・スッカラ(店主私物)
岡山県岡山市北区丸の内1丁目1-4-703(オフィスの住所となります)
営業日:※不定期でレンタルスペースにて展示会を行っています。Instagramでご確認ください。
https://half-lotus.net
オンラインショップ:https://halflotus.thebase.in
Instagram:@utsuwayahalflotus
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