【金子敦子さん連載】vol.4鷹取山にのぼろう!【前編】

金子敦子さんの大人のソトアソビ。
2021.05.11

金子敦子さんとともにお届けする連載、「大人のソトアソビ。」。昨年、11年ぶりに登山を再開した金子さんと、頻度は低いながら登山歴16年のライター・増田と一緒に、山歩きやアウトドアごはんなど大人のソトアソビを楽しみ、ご紹介します!

第4回は、神奈川県横須賀市と逗子市の境に位置する「鷹取山」へ。標高139メートルという低山で、周辺に住む方の散策コースとして親しまれていますが、山頂には垂直に切り立った巨大な岩石が連なっていて、クライマーにも人気の山です。

 

   〔本日の行程〕
   10:20 京浜急行逗子線神武寺駅
     ↓
   11:20 神武寺
     ↓
   12:10 鷹取山山頂
     ↓
   13:00 下山
     ↓
   13:30 磨崖仏
     ↓
   14:20 みなと湯
     ↓
   京浜急行逗子線追浜駅


まだ寒さが残る2月上旬。今日は、品川駅から京浜急行線に乗って約40分、神武寺(じんむじ)駅からのスタートです。人けが少なく、落ちついた雰囲気の神武寺駅前から静かな住宅地を歩き、神武寺を通り抜けて山頂を目指し、追浜駅へと下りるルート。「おはよう〜!」といつもの笑顔で金子さんが登場です。
今回、鷹取山を選んだのは、駅からのアクセスがいいだけでなく、冬でも比較的安全に歩けるから。登山道も整備されているので歩きやすく、初心者でも安心です。



京浜急行の線路沿いに5分ほど進むと鷹取山登山口のバス停があり、その角に標識を発見。ここから神武寺・鷹取山ハイキングコースに入ります。逗子中学校の前を通り過ぎてずんずん進むと、徐々に道幅が狭まってきました。突き当たりに老人ホームがあり、建物に沿うようにして登山道の始まり始まり〜。



この周辺の山からは、明治の末ごろから大正時代にかけて「池子石」と呼ばれる灰褐色の凝灰岩(ぎょうかいがん)が切り出されていたそう。凝灰岩は火山から噴出した火山灰が地上や水中に積み重なってできた岩石で、木のそりやトロッコで運んで塀や井戸などに使われ、今も旧家の屋敷の石塀や寺社の石段など、逗子市内の各所で見られるのだとか。
身長より高い石に触れながら、「歴史を感じるね」と金子さん。ふだん暮らしていると考えることがない時代やそのころに生きた人々に思いをはせるのも楽しいものです。



ここからは景色が一変。鳥の声と自分たちが歩く音だけを聞きながら、沢沿いを登ります。湿気の多い岩場の道で、まわりに生えているのはリョウメンシダやジュウモンジシダ。登る山によっても、季節によっても違うものが見られるので、いつもどんな植物に出会えるかワクワク。




林を抜けると、神武寺に到着。奈良時代に創建された神武寺は杉の木立に囲まれ、境内ではコモチシダやイワトラノオ、ミツデウラボシなどのシダ植物が見られます。
植物に詳しくない私たちは、近くでシダを観察していた女性グループの皆さんにお願いして、山門をくぐってすぐのコモチシダの観察スポットを教えてもらいました。どれどれ、とよく見ると、お〜! ちょこんと芽が出てる! コモチシダの名前は、葉が古くなると表面から出てくる小さな芽を子どもに見立ててつけられたそう。


広場から石の階段を上ると、薬師堂の前には「神武寺のなんじゃもんじゃの木」と呼ばれるホルトノキが。樹齢400年といわれる、高さ20m、胸高直径2.8mの大きな木です。見ているだけで、不思議とパワーをもらえそう。しばし眺めるふたり。




止まったついでに小休止。水筒はどちらもアメリカのブランド「ナルゲン」。落としても壊れないタフさに加え、漏れる心配がなく、熱湯もOKの頼もしさで、多くの登山者に愛されています。私、増田のボトル(右)は八ヶ岳のしらびそ小屋で購入した、八ヶ岳オリジナル。一度、谷底に落としたときも何と無傷で、それ以来、より愛着がわいています。
今日の金子さんの行動食は「とらや×ピエール・エルメ・パリ」のフランボワーズ×ライチ×バラのようかん「イスパハン」としょうゆあめ。光を反射するリフレクター素材に地図がプリントされた「アンドワンダー」のサコッシュに入れて。



ここからは、ところどころに露出した岩が見られる尾根道が続きます。途中、穴がたくさん空いた大きな岩が。「何か見えるかな?」




大きな岩の間を通り抜けたり、鎖場(険しい岩場などに鎖がつけられている場所)を登ったり。とはいえ、そんなに危険ではありません。

さあ、もうすぐ山頂です!


→後編に続きます


text:増田綾子
photo:有馬貴子


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Profile

金子敦子

Atsuko Kaneko

主婦。夫と娘との3人暮らし。看護師を経て日々の着こなしを自撮りで紹介するブログ『命短し恋せよ乙女★50代の毎日コーデ』をスタート。「あっこたん」の愛称で親しまれる人気ブロガーに。著書に『新 大人の普段着』(主婦と生活社)『お母さん、その服なんとかしよ!毒舌ムスメのファッションチェック』(飛鳥新社)がある。
Instagram:@55akotan

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