心ときめく使い心地 「DRAMA STUDIO」吉田健吾さんのキャニスター

今日のひとしな
2021.01.10

~「YARD」よりvol.10 ~

熊本県上天草市在住の木工作家「DRAMA STUDIO(ドラマスタジオ)」吉田健吾さんの‟kikiキャニスター”をご紹介します。

2019年より制作されている‟kikiキャニスター”。もともとは小さめのストックグラスだけでしたが、お客様より「もう少し容量の大きいものがほしい」との声があり、このキャニスターをシリーズに加えることになったそう。その経緯を伺った際、こうやってお客様の声を大切にされるのも吉田さんらしいなと感じ、私たちも吉田さんの想いをきちんとお伝えしていきたいなと強く思いました。

ストックグラスを制作したきっかけは、この仕事をはじめた当初、子供のおもちゃとして制作されていたコマを「何かに応用できないか」と模索する中でできた‟ひとしな”なのだとか。

名品! ですね!

店頭でもお取り扱い始めた当初から、皆様一目惚れで手に取っていただいてます。今ではお問合せも多くいただく、「YARD」の定番アイテムとなりました。

キャニスター木部の素材はホワイトオークで、丁寧に蜜蝋オイルで仕上げられています。

制作方法は旋盤という機械を使い、高速で回転する機械に刃物を当てながら削っていきます。面白いなと思ったのが、形をあらかじめデザインして図面化することはせず、その時々の感覚で削り出されているということ。ふたつとして同じものはないものを手にできるのも魅力です。

2018年に木工を仕事として始められた、吉田さん。前職で家具メーカーのデザインをされていたこともあり、作品は「使う」のものではありますが「飾る」ことも一つの要素として込めているそう。そうやって、「暮らし」としての提案も大切にされています。

機能的でシンプルなキャニスターは数多くありますが、「一つくらいは少し装飾的で心ときめくものがあって良いのではないか」と考え生み出された作品です。一つ一つとても丁寧に仕上げてらえており、暮らしを彩るものとして日々の生活に取り入れていただければと願います。

私は珈琲豆をいれています。豆を挽く前、キャニスターを手にする時からその佇まいにときめいています。みなさまはどんなふうにキャニスターを愉しまれるでしょうか。

昨年、1月2日にご紹介した木ユウコさんと一緒に、当店で展示会を開催してくださいました。

これまでデザインを学んできた経験を生かし、「ガラスや金属などの異素材と木を組み合わせ、暮らしに木のものを取り入れたいと思っていただけるような作品を作っていきたい」とお話いただき、この展示会で生まれた作品がコチラの照明ペンダント。

シェードを木さんが製作し、それに合わせ吉田さんが灯具を創る……。この上ない素敵な作品となり、たくさんのお客様に喜んでいただけた会となりました。

また、今年6月には、当店で吉田さんの個展を予定しています。どんな作品が届くのか今からとても楽しみです。

 

「DRAMA STUDIO」‟kikiキャニスター”
素材 ホワイトオーク、ガラス
¥4,800+tax

 

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YARD

住所:熊本市東区神水本町27-21
TEL:096-285-6592
※cafeご予約 096-285-6591

営業時間:11:00-18:00
※cafeラストオーダー 17:00

定休日:水曜日
https://www.com-project.jp/com/
instagram:@yard_haus
オンラインショップ:https://www.yard-online.com/

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