なんでもお洒落に見える! 北條潤さんのフラットプレート

今日のひとしな
2021.05.26

~「文月」「道具屋nobori」よりvol.26 ~

ぽっかりと空いた穴のよう。

反らずにまっすぐ、そして轆轤(ろくろ)とはいえ、手で作られているとは思えない綺麗なまん丸。益子の作家、北條潤さんのフラットプレートは、その名の通りの器です。

サイズも小さいものは豆皿サイズの9センチから、大きいものは28センチまでの6サイズ。「でも、リムの無いプレートをお洒落かつスマートに使える自信はありません……」という方、違うんです、発想の逆転です。このプレートを使えばなんでもお洒落に見える、なのです。

プレートとして一番使いやすいのは18センチのもの。ケーキ皿として使っている方も多く、実際に系列カフェのケーキを撮影するときに使用したことも有りました。ちなみに、5号程度のホールケーキなら28センチを使うとバランスがいいです。12センチの少し小ぶりなサイズには豆大福や桜餅といった丸い和菓子を真ん中に。一番小さな9センチには、紅茶用の角砂糖を盛って。緑茶の時は、湯呑を置く茶托にしても良いかも。

こんな具合に、ケーキやデザート系にはもってこいのフラットプレート。

気になるけど、やっぱりリム無しは使いこなせるかちょっぴり不安、という方にはひとまずケーキ皿用として、マルチに使える18センチをおすすめしています。

となると、改めて撮影するならもっと使い方の幅を広げよう! ということで、がっつり系おかずを(当たり前のご注意点ですが、汁っぽいおかずはだめです。現代美術の作品のようになってしまいます)。

色々のせてみて、個人的に好きなのは餃子。一人前が行儀よく並んだ中にお箸をそえると、あたかもそのために用意されたかのようにフィットしてしまいました。

黒いお皿ではあるものの、土や釉薬の質感もあり、何枚か並べてみてもテーブルの上が暗く沈むことはありませんでした。むしろ、食材がくっきり浮き立つように映えて、食卓へも引き締め効果がある感じ。また、ツヤのないマットさが全体の雰囲気を柔らかくして、あたたかな黒となっています。

折角なので、食べものだけでなく飾りとしてもセッティングしてみました。

フラットなことを生かして大きいサイズに小さいプレートを重ねると立体感が出て、ただ何かにのせて飾るよりも動きがあり面白い効果が生まれます。リムが無い分、のせたものの外側がすべて余白となることによって、プレート自身がバランスを取ってくれるという優秀さ。

これが、このフラットプレートのすごい所なんです。ぜひお試しあれ!


text: ヨシタケ(道具屋nobori)

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文月/道具屋nobori

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住所:東京都台東区寿3-7-1
営業時間:11:00~18:00
定休日:水曜日
https://fuzukikuramae.stores.jp/
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