「かもめ食堂」にも登場した「OPA(オパ)」社のステンレスケトル「MARI」

今日のひとしな
2017.11.10

~designshop(デザインショップ)より vol.10 ~


「designshop」らしい商品ってなんだろうなぁと考えた時に、いくつか思い浮かぶ品がありますが、この「OPA」社のケトル「MARI」もそのうちのひとつ。

1110_1
はじめてご覧になる方もいらっしゃるかと思うので簡単にご説明すると、「OPA社」はフィンランドのメーカー。キッチンウェアを中心に製造しています。北欧ヴィンテージがお好きな方は、ティモ・サルパネヴァがデザインした丸っこい形のケトルをヴィンテージショップで見かけたことがあるかもしれませんが、その「サルパネヴァケトル」を作っていたのがこちらの「OPA」社です。

「MARI」は有名なデザイナーが手掛けたものではありませんが、40年以上に渡って製造が続けられているロングライフデザイン。映画「かもめ食堂」で小林聡美さんがコーヒーをドリップするシーンでも使用されていたので、ご覧になっている方も多いかもしれません。

1110_2
そんな「OPA」社のケトルは、わが家でも毎日活躍中。朝起きたらまずはケトルいっぱいに水を入れて火にかけます。お湯を沸かす間に「ポーレックス」のコーヒーミルで豆をギコギコ。

1110_3
挽いた豆をドリッパーにセットしたら、ケトルからドリップ用のポット「one drip pote」にお湯を移し替えつつ、のんびりとコーヒーを淹れます。これが、わたしの毎朝の儀式。わが家では、コーヒーを淹れるのは基本わたしの役目なのですが、朝が弱いので、この儀式の間にちょっとづつ目が覚めてくる、という毎日です。

ちなみに、この「one drip pote」も、とってもおすすめ! とにかく細くお湯が注げます。サンプルを見た瞬間に、取扱決定&自分の分を確保しました(笑)。

1110_4
そんな「OPA」社の「MARI」ケトルですが、少し前に忘れない出来事がありました。現在のモデルとは異なり、以前は持ち手に「MARI」とロゴが入っていました。そのロゴ入りモデルを探しているお客さまがいらっしゃり、お話を伺うと知人の「マリ」さんへのプレゼントにしたいとのこと。探したところ、店頭で1つだけロゴ入りのモデルをなんとか発見し、無事お届けすることができました。

それから半年くらい経ったころでしょうか。そのお客さまが突然ふっと「designshop」を訪ねて来てくださったんです。東京への旅行中という貴重な時間の中わざわざお立ち寄りくださり、本当に嬉しかったのを覚えています。いろいろなお話もさせて頂き、ケトルが結んでくれたご縁に、ほっと心が温まりました。

1110_5
「OPA」社が昨年、創立90周年を迎えたということで、現在「90周年」のロゴ入りケトルも、在庫限りにて販売しております。みなさまも「かもめ食堂」のように、おまじないをひとつ掛けて、このケトルでおいしいコーヒーを淹れてみてはいかがでしょう。


文:鹿野幸祐

OPA社|MARIステンレスケトル

ポーレックス|コーヒーミル

one drip pote

 

←お店の紹介はこちらから

designshop(デザインショップ)

シンプルライフ、クオリティライフにふさわしい、流行に左右されず末永く使える優れた商品を発信するショップ。「今日のひとしな」コラム執筆は、オーナーの森 博さん、店長の鹿野幸祐さん、広報の杉江厚子さんをはじめとするスタッフのみなさん。

 

東京都港区南麻布2-1-17 白ビル1階
03-5791-9790
営業時間:11:00~19:00
定休日:土、日、祝日
http://www.designshop-jp.com

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ