変型皿に助けられる朝ごはん ~エイチワークス園部由貴さん vol.7~
こんにちは、器店「H.works」の園部由貴です。お店の器を使った朝ごはんをご紹介している連載の第7回。今回のテーマは、いろいろな形のお皿について、です。
photo&text:園部由貴 使用カメラ:OLYMPUS PEN Lite E-PL7
具だくさんにする味噌汁は多めに作り、連日いただくことが多いです。味噌だけはいただく直前に、その都度溶くようにして。なので正しくは、具だくさんだし汁の作り置きなんですが……。時にうどんを入れ煮込みにしたりもしています(お醤油味で)。
ごはんとトン汁、
出汁巻きたまご、
菜の花のお浸しクルミ和え、
しらす梅おかか。
使った器は、
ごはんが、黒畑日佐代さんのRAKU飯碗、
トン汁が、小林慎二さんの汁椀(黒)、
出汁巻きが、須藤拓也さんの染付長皿、
お浸しが、長谷川奈津さんの松灰釉小鉢、
しらすが、河上智美さんのしのぎ小鉢です。
トリの箸置きは田谷直子さんのお品です。
若い頃と使うものが変わった器の代表が、飯碗です。当時使っていた飯碗を今手に取るとその大きさに驚きます。代謝が悪くなってきた頃からでしょうか、次第に飯碗は小ぶりなものになってきています((腹八分目の我慢です……)。
毎日使う器ですから、お気に入りのものを使いたいですね。見た目の好みだけでなく、手触りや手の中のおさまりの良さ、手取りの軽さなども確認して下さい。あとは分量に合う大きさかも。
また、丸い器が並ぶ中に、角や楕円などの変形皿が入るとアクセントにもなり、食卓はグッと引き締まるように感じます。スペースも有効に使えるでしょう。丸い器だとうまく盛り付けが出来ないと思うお料理を、角や楕円の中に盛り変えると、おさまりが良いこともよくあります。
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日常使いの器や道具を扱う。企画展も、月に1度のペースで開催。「ある日の朝ごはん」のコラム執筆は、店主の園部由貴さん。
東京都立川市錦町1-5-6 サンパークビル202
042-521-2721
11:00~18:30 月・火定休
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