日常を豊なものに「菅原博之」のカトラリー

今日のひとしな
2019.10.26

~ Plain Table(プレーンテーブル)より vol.26 ~


埼玉で工房を構える菅原博之さん。お付き合いが始まって7年が経ちました。日々の生活にするりと溶け込みなじんでいくような、そんな使い勝手のよい木の道具をずっと変わらずに届けてくださっています。

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菅原さんのカトラリーは、オイル仕上げのものと、漆仕上げのものがあり、どちらもスマートでデザイン性のあるフォルムが特徴。それでいて使いやすく、生活に馴染みやすいカトラリーなんです。

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サクラのスプーンとフォークにバターナイフ。柄が長めのスプーンとフォークは、口に入る部分のデザインが際立っていて、絶妙な角度やカーブで細い柄ながらもとても使いやすいんです。彫りあとを残し、オイル仕上げされていて、使い込むほどに変化する木の風合いや色の変化も感じられ、味わい深くなっていきます。

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バターナイフは船のオールのようなフォルム。シンプルですが塗りやすく、先端はバターを削りやすいよう薄くなっていたり、瓶の底のジャムなどもすくいやすかったりと、とても使い良くデザインされています。

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黒漆のスプーンとフォーク。菅原さんの漆の作品は、はじめから使い込まれたような風合いに仕上げられています。彫りあとがしっかりと見てとれ、漆の艶を感じながらも少しかすれたような風合いは、ずっと使ってきたかのような佇まいです。そのため小さなキズなどは気にならず、気負わず日常使いしていただけます。

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こちらは、マグネット式の花器「花カベ」。磁石が埋め込まれていて、磁石の付くところならどこでも花を飾ることができます。手のひらに収まるような小さな花器です。カベには画鋲を刺して飾っていただけます。くり抜いた木の中に試験管が入っていて、水を入れて花を生けていただくこともできます。いくつか並べて飾りたくなりますね。木の種類も様々で、カエデ、神代カツラ、ナラ、エンジュなど、それぞれに色合いや木目の表情の違いも楽しんでいただけますよ。

菅原さん作品は、とても生活になじみやすく、手に触れること目にふれることで心を穏やかにしてくれたり、凛とさせてくれたり。柔らかでありながらもスタイリッシュな雰囲気があり、日常に取り入れることで豊な気持ちにさせてくれるそんな道具なんです。

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Plain Table(プレーンテーブル)

徳島県徳島市末広2丁目1-42
OPEN:11:00~19:00
1F:088-622-7366 CLOSE:水
2F:088-612-9122 CLOSE:水・木
http://plaintable.com/
Instagram:@plaintable_

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