手作業ならではの質感 イギリスの「TENDER(テンダー)」マグカップ

今日のひとしな
2019.12.22

~ LOCALERS(ロカレール)より vol.22  ~

 
皆さんこんにちは、「LOCALERS」の中村です。本日はイギリスに拠点を置く、「TENDER(テンダー)」のコーヒーマグをご紹介します。

「TENDER」は主にメンズウェアを展開しているブランドですが、実は雑貨にも定評があります。過去にはアーティストとコラボレーションした版画のポスターを製作したり、ガラス製品や掛け時計を製作したりと、少し変わったユニークなアイテムが特徴です。
 
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こちらは毎シーズンリリースされる、イギリスの陶芸家に「TENDER」が依頼して製作されたマグカップ。こうして手に取ってみると、「TENDER」のマグカップは機械で量産できるようなものではなく、手作業で丁寧に作られていることがよく分かります
 
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ロクロを回した時に指と指の間に出来る凹凸感をあえて残していたり、持ち手の上部には指で釉薬を少し擦って作り手の目印を残していたり……。マグの底には、「TENDER」のアイコンであるTENDER MANのスタンプが押されていますが、これも一点ずつ表情が違います。手作業ならではの温もりですね。
 
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「TENDER」のマグを見ていると、僕はどこか日本的な要素と日本にはない色彩感覚の融合を感じます。それは、アーツアンドクラフト運動から影響を受け、日本で起きた民藝運動真っ只中に濱田庄司とバーナードリーチがイギリスに持ちこんだ日本式の陶器作りや、イギリスを拠点に活動をしたルーシーリー、ハンスコパーなどの影響も少なからず受けていると思います。
 
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モノと向き合う時、世の中に出ている情報の他に、自分でそのモノのバックボーンを想像しながら思いを馳せることも楽しみのひとつ。製作をしている陶芸家の方に伺ったことはないので、実際のところは分かりませんが、こうやって思いを馳せることはちょっとしたロマンでもあります。想像して、思考すること。それは、日々の暮らしを豊かにしてくれるもののひとつだと思います。
 
「TENDER」のマグカップ、おすすめです。
 
それではまた明日。
 
 
「TENDER」 COFFEE MUG / ¥9,000+TAX


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LOCALERS(ロカレール)

岩手県盛岡市上ノ橋町1-2
TEL:019-681-6630
営業時間:12:00~19:00
定休日:火曜
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