【ちいさなおへそ2】本物のだしパックと黒め塩で明日のご飯作りをラクに ― 道後椿倶楽部
家庭で使うだしパックや塩は
ウソのない素材と本物のおいしさが大事。
ラクして、いつものおかずがおいしく変身します。
無添加のだしパックはひと味足りない……。
そこに奥行きを加えてくれるのが黒め塩
愛媛県の道後温泉のほど近くに、知る人ぞ知る和食店があります。地元の素材を使った料理は、本格的なのにどこか懐かしい家庭の味。
「『今日はこの魚が1匹だけ手に入ったから、食べられた人はラッキーですよ〜』みたいに、カウンター越しに料理人とお客さまが、地元の味をリアルに楽しめるお店にしたいなあと思って」と語るのは店主の黒川あゆみさんです。
「あるとき、お客さまが『家庭で、お店のようなおだしが簡単にとれたらいいのになあ』と言われたんです。確かに、私も子育てや仕事で忙しい時期、自宅でだしなんてとれなかったなあと思って」
早速作ってみたのが、オリジナルの「天然だしパック」です。真いわし、いりこ、かつおなど国内産天然素材を粉砕しただけ。ここに海水と「黒め」という海藻からできた「黒め塩」を加えて、奥行きのあるうま味が生まれました。
便利なのが、パックから出してサラサラと鍋に投入すれば、煮物や炒め物が簡単においしくできる、ということ。「水出しをしてストックしておけば、おひたしもすぐに作れます」と黒川さん。
一方「黒め塩」はカレーや七味など5種類の味があり、ポテトフライや冷ややっこ、お刺身にかけても。たったひと袋のだしパックとひと瓶の塩が、明日からの家のご飯をきっと変えてくれるはずです。
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<だしパックで>
袋から出して中身をパラパラ振りかけても
なすを油で炒めてから、水とだしパックの中身を入れて。調味料感覚で「だし」を使うことで、時間がかかる煮物もぐんとラクに。
右・もうひとつ、「歩音」オリジナル調味料で人気なのが、昆布とかつお節のうま味がたっぷり入った「天然だし醤油」。濃口、薄口があり、煮物にも炒め物にも使える。 左・右から「黒め塩」、「天然だし醤油 濃口」、「天然だしパック」。
右・ご飯にも、お酒のつまみにもぴったりななすの煮物も、だしパックがあれば、短時間で簡単に仕上げることができる。 左・多めの油でなすを炒めてから、水250ml、だしパック小さじ1、だし醤油大さじ2、きび砂糖小さじ1を加えて煮る。一度炒めることで、きれいななすの色を生かした仕上がりに。
自宅のキッチンに立つ黒川さん。夜はお店で遅くなるため、朝食はしっかり食べるそう。
右上・保存料や化学調味料、アミノ酸などの食品添加物は一切不使用。家庭でも本格的なだしをとることができるだしパック。袋から出した粉末は調味料感覚で使える。 左上・水600mlだしパック1袋を入れ水出ししておくと便利。 下・水出ししただしにみりん、薄口しょうゆを加えて、小松菜としめじをあえるとだしの味がきいたおひたしに。
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<黒め塩で>
海藻の味わい深さが決め手
右・「黒め塩」は、プレーン、カレー、白ごま、七味、抹茶の5つの味がある。プレーンは海藻の風味が生き、トマトなど生野菜にぴったり。 左・カレー味は、カラリと揚げたポテトフライに。子どもにも喜ばれ、ビールのおつまみにもいい。
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上・「歩音」は「道後椿倶楽部」から徒歩10分ほど。オリジナル調味料や愛媛県のおいしいものが並ぶ。愛媛県松山市道後湯之町4-56 仙台店「歩音せんだい」宮城県仙台市青葉区大町2-3-12 Blank3F 下・「道後椿倶楽部」は、料理人との会話を楽しむカウンター席がオススメ。愛媛県松山市道後湯之町2-7
photo:徳丸哲也 text:一田憲子
『暮らしのおへそ Vol.34』より
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愛媛県・道後公園の目の前にあるお店では、地元の天然魚介や旬の食材で、季節感たっぷりの料理を楽しむことができる。「歩音(あるね)」ではオリジナルの調味料や雑貨、洋服などを販売。昨年は、黒川さんの故郷仙台に「歩音せんだい」もオープン。
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