香菜子さんの新アトリエ訪問!【後編】連載vol.44

香菜子さんの、日々にピタリなもの
2022.11.29

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香菜子さんがお引っ越ししたばかりのアトリエにおじゃましている、今回の「日々にピタリなもの」。【後編】ではいよいよお待ちかねのメインスペースをご紹介します!


おおー、格好いい! こちらがディレクターの香菜子さんと、スタッフとして常駐する娘さんが並んで仕事をするデスクスペース。友人の家具職人さんにオーダーで造りつけてもらったそう。


ちなみにデスクの背が高いのは、足長さんのふたり用だからではありません(笑)。座りっぱなしは腰によくないので、時々、立って作業することもできるように高めに設定したのだとか。チェアはIKEA、デスクライトは北欧・ルイスポールセンのもの「……といいたいところですが、本物は高すぎて手が出なかったので、リプロダクトのものを2つ揃えました」


中央に置かれたキャスターつきのゴミ箱をよく見ると、「OPANTSU-KUN」……こんなところに、おぱんつ君が! ディズニーランドで隠れミッキーを見つけた気分です。



全体がモノトーンで統一されたデスクまわりですが、唯一、赤い色のボックスが。香菜子さん、これは何でしょう?
「お片づけボックスです。仕事を終える時間になったら、道具やサンプルなど作業途中のものを一旦ここに入れて蓋をし、棚に上げます。そうすることで、『今日はこれで終わり!』とオンオフの切り替えができますし、デスクの上が片づいている状態をキープできるんです」


そして壁には大好きなアーティスト、フィリップワイズベッカーのポスターが。作品展が開かれるときは必ず訪れているのだそうですよ。


 


こちらのアトリエには小さなキッチンがついていて、「さて、コーヒーでも飲みますか」と準備を始めてくれた香菜子さん。ご自宅のゆったりとしたキッチンと比べるとコンパクトですが、おしゃれカフェのマスターみたいな香菜子さんの佇まいは、ここでも変わりません。



引っ越しを機に、シンプルなデザインのカトラリーやお皿を揃えたのは、これから先のことを見越して。
「今後、友人と気軽に集まれるようになったら、ここでちょっとした食事やおやつを出せるようにしたいなと思って。このお皿たちを使える日は、いつ頃来るのかなあ……」



こちらは「クラスカ」で見つけたもの。箸は「箸勝本店」の国産吉野杉を使った利久箸。広めのリムが格好いい取り分け皿は「九谷青窯」の白磁です。
「このお皿は、和食にも洋食にもおやつにも似合いそうだなと思って選びました」


また、初めてネスプレッソを導入した香菜子さん。自宅ではハンドドリップで淹れていますが、カプセル式コーヒーの手軽さと美味しさに驚いているそう。
「エスプレッソやカプチーノなどカフェで出てくるようなドリンクを、飲みたいときにすぐ飲めるのがうれしくて。仕事の合間にちょくちょく淹れています」


 


……とキッチンの中をパトロールしていたら、何やら不思議な物体を発見。これは何でしょう?


「ふふ、実はこれ、キャンドル用のシリコン型なんです。自分で作っちゃいました。陶芸を専攻していた学生時代に、型を使った泥しょうという技法で作品づくりをしたことがあり、それを応用すればできるんじゃないかなと思って」


そうして出来上がった、おぱんつ君のソイキャンドルがこちら。絶妙なおとぼけ感!かわいい!
「ガラス瓶に流し込んだソイキャンドルは以前から作っていたのですが、型は初めて。温度管理が難しく、きれいに完成させるのが本当に大変でした」
苦労の末にできた、香菜子さんによるフルハンドメイドのおぱんつ君キャンドル。このレアアイテムの販売情報など、最新のお知らせはインスタグラムをチェック!

また、来年は「おぱんつ君」展だけでなく、香菜子さんによる絵画の作品展も準備中だそう。ますます活動の場を広げる香菜子さん、目が離せませんよ~。ピタリ班もちゃんと追いかけて、逐一レポートいたします!

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Profile

香菜子

Kanako

モデル、イラストレーターとして活躍する傍ら、ホテル備品をイメージしたプロダクトブランド「ホテルヴィルヘルムス」を主宰。パンツしかはいていない謎のキャラクター「おぱんつ君」の生みの親。
Instagram「@kanako.lotaproduct」「@opantsukun_lota

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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