「saqui(サキ)」デザイナー・岸山沙代子さんのおへそ vol.1

暮らしのおへそ
2019.07.29

編集者を10年。そしてパリへ。
雑誌で素敵な人を紹介することも
服で誰かを素敵に見せることも
根っこはつながっていると思います。

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スタイリストの伊藤まさこさんや、エッセイストの光野桃さんなど、今、おしゃれな人がこぞって「これいいのよ!」と声を揃える洋服があります。それが「サキ」。シンプルで、一見、いたって普通に見えますが、一度袖を通すと、その違いがよくわかります。質のよい素材を使い、どんな年齢の、どんな体型の人にも寄り添い、その人らしさを引き立てる……。そんな服を作っているのが岸山沙代子さんです。

実は岸山さん、以前は女性誌の編集者だったというキャリアの持ち主。手芸、服飾系の出版社を経て集英社の「LEE」編集部で働いていました。「素敵な人とたくさん出会って、それは楽しかったんです。あの頃、おいしいもの、美しいもの、おもしろい人に触れたことが、今の洋服作りにもつながっていると思いますね」と語ります。

ところが、突然会社を辞めてパリへ。

「10代の頃からパリに憧れて、いつか住んでみたい、と思い続けていました。10年間仕事を頑張ったし、お小遣いもたまったし、両親もまだ元気だし、独身だし、行っちゃえ~! みたいな」

と笑います。ただ、当時は洋服の仕事をするとは、思ってもいなかったそう。

「あるときパターンの勉強をしているという友達の家に遊びに行ったら、デスクの上に型紙が広げられていました。それを見て、『あ、これだった!』って突然思い出したんですよ」

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まずは生地を決めてからデザイン画を描く。「頭に思い浮かんでも、絵を描くとかわいくないことがあるんです」と岸山さん。美しいデザイン画を描けないと、いい服が作れないそう。手を動かすことは何より大事。

 

→vol.2につづきます

「暮らしのおへそ Vol.27」より
photo:枦木 功 text:一田憲子

→その他の「暮らしのおへそ」の記事はこちら

Profile

岸山沙代子

Sayoko Kishiyama

大学で家政学を学び、卒業後も勉強を続けながら、出版社に就職。伊藤まさこさんのソーイング本などを手がける。集英社「LEE」編集部に転職。退職してパリに渡り、パターンを学ぶ。現地のメゾンなどで働いたあと、帰国。自身のブランド「saqui(サキ)」を立ち上げる。

 

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