人生の美学まで変えなくてもいい
大切なモノやコト、想いを語るとき、
自分に嘘をつかず、
かといって周りを無視するのではなく、
しなやかに、美しく言葉を操ることができたら素敵だなと思います。
以前「暮らしとおしゃれの編集室」にもご登場いただいた、Z会進学教室・長野正毅先生の電子書籍『【Z会進学教室】長野正毅先生の幸せに生きるヒントThe Best Selection』から、心に残る“言葉“をピックアップ。5日間に渡ってお伝えしています。
こんにちは。インスタグラム担当のウメダです。
今日ご紹介する言葉は、『【Z会進学教室】長野正毅先生の幸せに生きるヒント』のいちばん初めに収録したもので、担当編集としても、特に好きなお話です。
タイトルは「わかっていても手は挙げない」。長野先生が小学生の頃のエピソードが描かれています。
学校で先生が問題を出す。わかっている人は手を挙げなさいという形式ですね。でも、長野少年は「わかっていることをなぜわざわざ発表しなければいけないのか?」と疑問を持つ(私などは単純なので、問題を出されて答えがわかったら、手を挙げるものだと何の疑問を抱きませんでした、、、)。そこでこんな言葉が紹介されます。
長野正毅先生の幸せに生きるヒント 4
まず「美学」という言葉のチョイスにしびれます。似たような言葉はいろいろあると思いますが、「こだわり」や「ポリシー」「流儀」だと、少し硬派な感じがしませんか? 世間がいう「正しさ」とはひと味違う、個々人の「好み」をしなやかに反映できる気がするのです。
「わかっていても手は挙げない」長野少年は、大人になって塾の先生になるわけですが、自分の「美学」を確立している先生は、生徒の「美学」も尊重します。その眼差しは、自分と相対する考えの人にも向けられていて、積極的にしたい人は「もちろんそうすればいい」と語りかけます。要するに、それぞれが「私」の人生を生きればいい、ということですね。
この話を読んで、私も自分の「美学」を大切にしながら、長野先生のような大きくて優しい眼差しを持ちたいなぁと思いました。
皆さんの「美学」はどんなことですか?
「わかっていても手は挙げない」を含む第1章を弊社サイトで「試し読み」ができます。よろしければコチラからご覧くださいね。
・長野先生の幸せに生きるヒント1はコチラから
・長野先生の幸せに生きるヒント2はこちらコチラから
・長野先生の幸せに生きるヒント3はコチラから
Profile
長野正毅
80年代より小・中・高校生(大学受験生)の学習指導に携わり、
97年よりZ会の教室に講師として勤務。担当は国語。2020年2月まで渋谷教室長として、進路に迷う生徒や子育てに悩む保護者を励まし、応援してきた。現在も渋谷、新宿、三鷹教室で講師を担当している。著書に『励ます力』(主婦と生活社)がある。
【Twitter】https://twitter.com/shiawase_hinto
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