組み合わせの妙で作る新しいおいしさ ~ツナと大根のだし煮 ローリエの香り~

1週間特集『がんばりすぎないごはん』
2017.09.20

『がんばりすぎないごはん』の作り方 vol.3

マンネリになりがちな家庭料理。とはいえ手間はかけられない……そんなときにおすすめしたいのが、食材の組み合わせだけで「新しさ」を演出できる料理です。これぞ、2人の子どもを育てながら働く料理研究家の近藤幸子さんの「前向きに手を抜く」レシピの真骨頂。近藤さんの話題の新刊『がんばりすぎないごはん』より、家事や育児に悩むすべての人に捧げる、文章とレシピをご紹介します。

 

 炒めたり、煮たり、和えたり……いつものごはん作りに用いる調理法は、実はそんなに種類があるわけではありません。だから気づくと料理はマンネリ化して、作るもの食べるものおもしろみがなくなってしまうことがあります。

 そんな手ぐせのようにいつも作っている普段のおかずでも、素材をちょっと変えるだけで新鮮なおいしさが生み出せることをご紹介しようと思います。手間よりおいしさが上回った料理が食卓に出せると、食べるのも作るもの楽しくなって、心満たされることでしょう。

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 とはいえ、特別な食材や、あまり使わないスパイスなどと組み合わせるわけではありません。いつもの素材同士だけれど、そう言えばあまり一緒にすることがなかったな、というような食材たち。そんな隠れたおいしい組み合わせを見つけるポイントは、いつもの料理に新たに香りや酸味を足すように考えることです。

 新しい組み合わせを考えることは「前向きな手抜き」の代表的な方法です。なぜなら新しい道具や慣れない食材を買い足す必要はありませんし、特別な技術も必要ないからです。毎日のおかず作りに役立つのはもちろん、誰かを招くようなときにも重宝することでしょう。なかなかゆっくりとキッチンに立つ時間がなくても、ちょっと意外性がある新しい味は、きっと食卓を盛り上げてくれるはずです。

 

ツナと大根のだし煮 ローリエの香り
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ツナと大根という、いつもの食材でパパッと作れる新鮮なレシピ。和風だしの煮ものですが、ローリエを加えることで、普段とは違う味わいを楽しめます。ツナ缶は水煮でもオイル漬けでも可。お好みでどうぞ。

材料《2人分》
ツナ缶詰 1缶(70g)
大根 200g
大根の葉(あれば) 適量
ローリエ 1/2枚
だし汁 100㎖
塩 小さじ1/3
オリーブオイル 大さじ1/2

作り方
1
ツナ缶詰は汁けをきる。大根は5mm厚さのいちょう切りにする。大根の葉は5cm長さに切る。

2
鍋に材料をすべて入れ、中火で5分ほど煮る。

 

文/近藤幸子 撮影/福尾美雪

→その他の『がんばりすぎないごはん』レシピはこちら

→近藤幸子さん『重ねて煮るからおいしい』レシピはこちら

近藤幸子『がんばりすぎないごはん』(主婦と生活社刊)定価:本体1300円+税

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料理研究家だって日々の料理は大変! 2人の子どもを育てながら働く近藤さんの結論。「そうだ、前向きに手を抜こう」。時間も手間もかけない代わりに、たくさんのアイデアを込めました。毎日おいしい簡単料理、104レシピ。

Profile

近藤幸子さん

料理研究家。宮城県出身。料理教室「おいしい週末」主宰。料理学校、料理研究家のアシスタントを経て独立。2007年11月、『おいしい週末』(筑摩書房)を上梓。2度の産休・育休を経て、2014年から活動再開。家事や育児をこなしながら雑誌「LEE」などで活躍中。シンプルで気の利いた料理を好む。夫、長女、次女との4人暮らし。著書に『重ねて煮るからおいしいレシピ』(主婦と生活社)など。おいしい週末Web http://oishisyumatsu.com

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