「釜定工房」の鉄瓶とパン ~sahanji+(サハンジプラス)より vol.7~

今日のひとしな
2016.10.07

盛岡に工房を構える、「釜定工房」の鉄瓶をご紹介致します。

毎朝、鉄瓶で沸かした白湯を飲んでいます。もう10年程続けている日課です。わたしが愛用している鉄瓶は、盛岡に工房を構える「釜定工房」のもの。「サハンジプラス」でも、オープン以来ずっと変わらず販売を続けている物の一つです。

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「釜定工房」鉄瓶 手前から、真珠肌¥32,000(税抜)、秋の実肌¥32,000(税抜)、秋の実大あられ¥30,000(税抜)

鉄瓶で沸かしたお湯には、体に吸収されやすいイオン化した鉄が水中に溶け出すのだそうです。続けることで身を持って感じているのは、貧血を感じなくなってきたこと。お買い求めくださったお客さまからも、しばしば同じような声をお聞きします。

効用だけでなく、その味もまろやかで、とろっとしていて、はじめて鉄瓶で沸かした湯をクチにしたときは白湯がこんなにも甘味で美味しくなることに驚きました。

鉄瓶を使ってみたいけれど手入れが難しそうで……というお声もありますが、使い始めてみると全くそんなことはなく、ポイントは一つ。使用後に鉄瓶の中に残ったお湯を捨て、余熱か弱火で完全に乾燥させること。それだけです。その他、特別なお手入れなどは不要です。

販売を始めて十数年、修理をお受けした理由のほぼ全てが、このポイントを忘れてしまったことでした。中に水を入れっぱなしにして内側を錆びさせてしまった(内側が赤く錆びていても、沸かしたお湯が澄んでいれば問題ないそうです)、もしくは、乾燥させるために火に長時間掛けっぱなしで空焚きしてしまい、底の鉄が薄くなってしまった、このどちらかの理由でした。

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 毎日のことになってくると、飲む分だけの量を沸かすようになるので余らせることなく、空になった鉄瓶は余熱で自然乾燥されます。そうなればサビも空焚きも全く心配ご無用、ということに。もちろん、万一の際には「釜定工房」は修理にも対応してくれますので、安心してお使い頂けます(上の写真は、10年程使用している私物の鉄瓶。一度長い時間空焚きしてしまい表面の漆が飛んでしまったのを修理に出して、見違えるようになって戻ってきました)。

シンと冷えた寒い朝に飲む白湯は、冷えた身体に少しずつ沁み渡り、ポカポカと身体が目覚めてくるのを感じます。夏場は寝ている間に汗と一緒に鉄分やミネラルが出て行ってしまうので、朝、鉄瓶で沸かした一杯の白湯を飲むことで、夏バテ防止にもなります。季節を問わず、鉄瓶は毎朝の習慣におすすめです。

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鉄瓶の他、「釜定工房」のパン4種も、お店では人気です。
左から、シャロウパン¥8000(税抜)、フィッシュパン¥6000(税抜)、ワンハンドパンS¥4200(税抜)、ワンハンドパンL¥6200(税抜)

鉄瓶同様、自然と鉄分補給になる他、熱の伝導率と蓄熱性がよいので、野菜や肉や魚を簡単にグリルするだけでも美味しく仕上がります。表面はカリッと、中身はふんわり柔らかくさせたいイメージのお料理におすすめです。

柄が短いので直接オーブンにも入れられるのも便利。お客さまからは「なんだか料理の腕があがったように錯覚します」と言っていただける道具なのです。調理したまま食卓に出しても様になる、形の美しさも人気の理由です。


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sahanji+(サハンジプラス)

2006年、お祖母様の暮らしていた一軒家を改装してオープン。器、道具、服など衣食住にまつわるものや、暮らしになじむオブジェなどが並ぶ。連載「今日のひとしな」の執筆は、店主の河村奈穂さん。

静岡県静岡市清水区堂林2-9-5
TEL:054-353-1155
営業時間:13:00~17:00
不定休
http://www4.tokai.or.jp/sahanji-plus/

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