飛田和緒さん【後編】「人にお任せすることの大切さを知ったのは、だいぶ大人になってから」

大人の暮らしで見直したもの
2017.11.21

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料理のプロとして、道具や台所など随所に思い入れがありそうな飛田和緒さん。けれど、案外違うようで……。「いまの家に引っ越してきて、キッチンを変えることになったとき、どんな台所にしますか? と、要望を聞かれたんですけれど、そんなに思いつかなくて……」

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「素材とかパーツひとつひとつとか、こだわる人はこだわるでしょう? でも、私はそうじゃなかった。賃貸暮らしが長くて、引っ越すたびにその台所に自分が慣れて、使いやすいようにやってきたから、“絶対これじゃなきゃ”というこだわりがないって、いざ自分がつくろうと思ったときに気づいたんですね」。だから、結局全部をお任せ。「使ってみて嫌だったら変えたらいいかなと思ったの」と、あっけらかん。

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オーダーでつくった食器棚も、同じくお任せ。“引き戸にしたい”という希望を伝えただけで、あとは家具店に委ねました。“餅は餅屋”とはよくいったもので、その道のプロを信頼して任せれば、最良の結果につながると考えています。

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プロにお任せといえば、道具のメンテナンスも積極的にプロの力を借りている飛田さん。たとえば包丁。以前は、自分で砥いでいましたが、均等に研げなかったり、刃こぼれさせてしまったりで、かえってよくないと知りました。以来、2~3か月に一度、専門店に砥ぎに出すことにしています。

プロの手にかかると切れ味が段違い。気持ちいいほど、料理の下ごしらえがはかどります。そんなこともあって、おすすめの包丁は? と聞かれると「ブランドはともかく、こまめに砥いでメンテナンスしてあるもの」と答えるようになったそう。大人になって、プロの手を借りる快適さを知った飛田さんです。


text:鈴木麻子 photo:大森忠明

 

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Profile

飛田和緒

Hida Kazuwo

毎日、無理なく続けられる、つくりやすい食材を使った料理を提案する。現在は、神奈川県の海辺の町で夫と、中学生の娘と3人暮らし。『常備菜』(主婦と生活社)、『私の保存食手帖』(扶桑社)、『くりかし料理』(地球丸)など著書多数。

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