器店主の息子の朝ごはん

器店主の朝ごはん
2023.01.21

「うつわと暮らしの用品 ツナグ。」高見さんvol.3

こんにちは。
京都宇治でうつわと暮らしの用品を扱う「ツナグ。」というちいさな店の店主をしています高見と申します。
ご縁あって、今月5回に渡って「器店主の朝ごはん」を担当させて頂いています。
今日はその4回目。
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

前回までに、朝はあまり食べられない人という話はさせていただきましたが、食べることも作ることも大好きな私です。
食に関わる仕事が長かったですし、台所に立つのも好き。
息子たちには、「メシ作ることばっかり、よ〜飽きへんなぁ」って言われています。

Instagramを始めたばかりの頃のこと。
息子たちが思春期でちょっとややこしい時期には、お弁当で対抗していました笑。
毎日毎日、お弁当を顔弁に。

写真は当時作っていた顔弁たちです。
「やめてや〜」と言いながらも、学校で、「今日はどんなの?」って女子たちに聞かれるから、まんざらでもないようで(笑)
この顔弁は、中学卒業まで続きました。

当時、毎朝お弁当の写真をInstagramに投稿していたのですが、顔弁がきっかけで、仲良くなった人たちとは今でも繋がっていて、時々お出かけや飲み会なども!
息子たちの思春期の悶々をみんなと分かち合っていた日々。
まだこの頃は、自分がうつわの店を始めるなんて思ってもいなかった頃の懐かしい思い出です。

我が家は男子3人+私の4人家族。
友人のお父さんが作る玄米を分けていただいていますが、30kgの玄米が3週間でなくなります。
私は別で玄米を食べることが多いので、1週間10kg、ほぼ男子チームで3週間で30kgを食べ尽くしている計算になります笑

ご飯と言えば、「かまどはん」
兵庫県丹波市で作陶される大杉康伸さんの作品です。

最後の2枚は、昨年夏に大杉さんの工房を訪ねた時のもの。

これ、すごいのです!
お釜と竈の2つに分かれていて、お釜にお米を仕掛けて、後は固形燃料に火をつけたら、はい、終わり!
火が消えて少し蒸らすと、あっという間に炊き立てご飯のできあがり〜。以上!
お釜部分は直火もOKなので、火にかけてご飯を炊くこともできます。
食べ終わると、洗ってよく乾かして、竈部分に収納することができるので、コンパクトサイズに。
あまり考えたくないけれど、災害時にも固形燃料ひとつで炊き立てご飯が炊けるので、ライフラインが通わず不安な時間も、これさえあれば安心してごはんが炊けます。
色は全部で5種類の中からお選び頂けます。
店頭でサンプルをご覧頂けるので、ぜひ実際にお手に取って頂きたいおすすめ商品です。

我が家はみな、朝起きる時間も家を出る時間も、バラバラ。
私も仕事で早く出る日が多いので、ある程度は準備しますが、「後は各自でお願いしますースタイル」の我が家です。

主人はバナナと珈琲。(薬膳的にはあまりよろしくないとは思うのですが)、
長男はリモートワークで、その時あるものを食べる感じ。こだわりは特にないけど、野菜がとにかく好き。
大学でサッカーしている次男は、1番よく食べ、食に関しては1番気をつけているタイプ。
今でこそ、少し落ちつきましたが、高校時代は、寮の炊飯器横に、量りが置いてあって、毎食、丼にごはんを1kg盛って食べていたそう。
我が家では、それを「日本昔話盛り」と呼んでいます。

今回は、1番朝ごはんらしい、次男の朝ごはんとうつわたちをご紹介します。
次男の朝ごはんは、大体いつもお白湯に始まり、「ごはん山盛りとみそ汁」は定番で、それに前の晩のおかずの残りや、時々焼き魚、フルーツ、甘酒や季節の果物のスムージーが加わります。
朝からたくさん食べない私からしたら、内容はともかく、品数は料亭並みか?と思ってしまうほど笑。
寒い日や少し体調がすぐれない日は、ごはんをお粥にすることも多いです。
朝練の後、お腹がすくので、爆弾サイズのおにぎりを3つとオレンジジュースを補食に食べて、それから昼ごはん!
いったいどこからそんな食欲が、、、。
若いって素晴らしいですね。

今日はそんな次男のある日の朝ごはんたちをうつわと共にいくつかご紹介します。

ある日の朝ごはん①
左上から時計回りに
甘酒   田鶴濱守人さん
キムチ&水ナス 田鶴濱守人さん
納豆ぐるぐる 田鶴濱守人さん
シャインマスカット 辻口康夫さん
白湯 田鶴濱守人さん
みそ汁 奥村紳介さん
野菜炒めの残り 掛江祐造さん
飯碗 掛江祐造さん

ある日の朝ごはん②
左上から時計回りに
白湯 児玉修治さん
納豆ぐるぐる 田鶴濱守人さん
小松菜とお揚げさん炊いたん 田鶴濱守人さん
ヨーグルト+キウイ 掛江祐造さん
みそ汁 川勝五大さん
サラダ 小山乃文彦さん

ある日の朝ごはん③
左上から時計回りに
甘酒 田鶴濱守人さん
自家製きゅうりのQちゃん 田鶴濱守人さん
肉じゃがの残り 金本卓也さん
フルーツ 井銅心平さん
みそ汁 川勝五大さん
サラダ 小山乃文彦さん

大学を卒業したら、家を離れることが決まっている次男。
毎朝こんなごはんを作るのもあと少しなのかと思うと、ちょっぴり寂しい今日この頃です。
一人暮らしになって、自炊も大変だろうけど、難しいことはしなくてもいい。
体の声に耳を傾けながら、自分の「心地よい」を見つけてくれるといいなと思います。
旅立ちの日には、彼のお気に入りの器たちを持たせたいと思います。

さて、いよいよ次回は、最終回。
器店主おすすめのうつわたちをご紹介したいと思います。

まだまだ寒い日が続きます。みなさま、どうぞ暖かくしてお過ごしください。
また来週土曜日にお会いしましょう。

→「うつわと暮らしの用品 ツナグ。」の記事はこちらから

→その他の『器店主の朝ごはん』はこちらから

「うつわと暮らしの用品 ツナグ。」

京都府宇治市宇治妙楽32 中宇治yorin西棟2F
営業時間:11:00-17:00
open : 不定休
JR宇治駅から徒歩6分
京阪宇治駅から徒歩7分

※営業日や企画展などの最新情報は、
Instagram @tsunagu_utsuwa にて更新しています。
https://www.instagram.com/tsunagu_utsuwa/

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ