ヘアスタイルがおしゃれの決め手! #3 クジラさん×引田かおりさん

大人になったら、着たい服
2016.10.19

夏から秋へ、おしゃれとともにヘアスタイルもリフレッシュさせたい! そんな方に向けて、今週5日間、『大人のヘアスタイルBOOK』の内容の一部をご紹介しています。白髪が増えたり、ボリュームがなくなったり、歳を重ねるという変化を受け止めて、今の自分を生かすから格好いい! 素敵な先輩の髪形から、ヘアスタイルのヒントをぜひ、見つけてくださいね。

後半の3日間は、「大人のヘアスタイルBOOK」の取材に協力してくださった3つのサロンからお届けします。”私らしいヘアスタイル”にするために、スタイリストさんと鏡の前で話すこととは? 「ギャラリー フェブ」の引田かおりさんと、「BALLENA」のクジラさんの対談をどうぞ。

 

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ショートのグラデーションボブがベース。顔まわりにクセが出やすいので、短くすることでクセを抑えている。短い前髪は若々しい印象にも。

 

引田 クジラちゃんとは7年ぐらいのおつきあいですね。ずっとショートヘアにしていただいているけど、今回は少し軽やかさのあるスタイルかな。

 

クジラ 大人のかわいらしさ、軽やかさをイメージしたショートスタイルに仕上げました。取材や撮影などが多いカーリン(引田さんの愛称)には、取材時に自分で再現しやすいように、また季節感を踏まえたヘアスタイルづくりを心がけています。もちろんカーリンの希望も取り入れながら。

 

引田 そうだね。私がこんなふうにしたい! と雑誌の切り抜きを見せて、この短い前髪になったんだもの。

 

クジラ そうでしたよね。前髪を短くすると若々しい印象にもなるし、カーリンの髪は顔まわりにうねりのあるクセが出やすいのでそれを抑える意味でもベストなんです。

 

引田 クジラちゃんは、うまくアレンジしてくれるけど、髪のクセは悩みのひとつ。特に年齢を重ねてきたことで、髪のうねりが激しくなった気がします。湿気の多い日は、どうしてもゴワッと膨らんでしまうしね。

 

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クジラ 普通の人は、年齢を重ねていくと後頭部のボリューム減で悩むのですが、カーリンはそのままにすると逆にボリュームが出ちゃう。だけどクセをうまく生かすことでナチュラルな丸みやウエーブが出るからいいことでもあるんです。それにカーリンは、白髪が少ないでしょ? パーマやカラーをしていないから頭皮や髪のダメージがほぼないんです。とても珍しいことですよ。

 

引田 それは親に感謝している点ね。両親とも白髪になるのが遅かったから。クセやうねりは髪が細くなることで起きるとクジラちゃんに聞いて、シャンプーを見直したりしています。でも、クジラちゃんに髪を切ってもらうと、次に切るまでの間まったくストレスがないのが嬉しい。

 

クジラ 切ったときだけまとまるヘアスタイルではなく、次のカットまで伸びたなりにきちんとしたスタイルであるように考えてつくっています。そして日々忙しいカーリンだから、手間をかけなくても簡単にキマるように心がけています。

 

引田 ヘアスタイルは、自分のイメージを決める大切な要素。マナーや身だしなみでもあるし。あとはヘアスタイルがキマると一日が〝よりいい一日〞に感じられるものね。

 

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両サイドは耳にかけて、後頭部にボリュームが出過ぎないようにまとめる。髪にツヤが出るように、毛先にヘアオイルをつけて。

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後ろはマキグセを生かし丸みが出るようにカット。襟足はタイトにまとめる。

 

『大人のヘアスタイルBOOK』より抜粋

撮影:和田直美 取材・文:森 有貴子

第1回 クセ毛を生かした大人のショート 鵜飼弘子さん
第2回 生え際から前髪を立ち上げて 森脇ひろみさん

 

 

BALLENA

店主ひとりでサロンを営業しているため、まずはウェブでスケジュールをご確認ください。

http://ballena.tv

Profile

ひきた・かおり

Kaori Hikita

「ギャラリー フェブ」主宰。近著に『しあわせな二人 若い頃より楽しくて素敵な日々』(引田かおり・引田ターセン著)がある。http://www.hikita-feve.com

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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