「ガラス工房 橙(だいだい)」の優しい曲線のくるみガラス タンブラー

今日のひとしな
2016.08.05

~cotogoto(コトゴト)より vol.5~

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「うねり」がいいのです。柔らかで、まるで穏やかな風に吹かれた水面が、そのまま固まったような、優しい曲線。

暑くて暑くてたまらない日。冷えた室内でぼんやりしているとき、このコップを使うとなんだかずっと見てしまいます。グラスに窓から差し込む強い日差しが乱反射して、テーブルのうえに放射線状に広がる光の反射がきれい。何も考えず、ただただ見とれていられる、そんなグラスです。

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作っているのは、長野の東御(とうみ)市に工房を構える「ガラス工房 橙(だいだい)」さん。おおらかな笑顔が印象的なご夫婦の工房です。地元ならではの表現ができないかと、長野の特産品のひとつ、くるみの殻の灰を使っての作品づくりを思いついたそうです。

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くるみの殻の灰をガラスに溶かすと、意外にもこんなに淡い緑になるのですね。くるみの木はとても大きくなります。たくさんの葉と実をたわわにつけた枝が、太陽に向かってしなやかに伸びる姿。そんな青々とした緑が、グラスに優しく写ったかのよう。

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ガラスは固く冷たく、緑は寒色でありがなら、やさしくてあたたかな気持ちをくれるグラスだと思います。


くるみガラス タンブラー(ガラス工房 橙)
S:2,200円(税抜)
M:2,500円(税抜)
L:3,000円(税抜)

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cotogoto(コトゴト)

炊事や洗濯、掃除といった家事の道具が並ぶお店。日本の素材を使い、四季のある風土や暮らしの中で使いやすいよう丁寧に作られたアイテムをラインナップ。「今日のひとしな」のコラム執筆は、店主の涌井玲子さん。

東京都杉並区高円寺南4-27-17-2F
TEL:03-3318-0313
11:00~20:00 無休
http://www.cotogoto.jp

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