木材はすべて奈良県産材!地元を愛するオーナーが建てた愛着と安心感がわく家

Comehome!
2023.02.15

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

〈Nさんの家〉
家業の工務店を引き継ぐというご主人が、自ら設計したNさん邸。‟素材を楽しむ”をテーマに、木材はすべて地元の奈良県産のものを使用しました。くわえて、ダイニングテーブルや収納棚はご主人の手作り。Nさん夫婦の理想がたっぷりつまった住まいをご覧ください。

この記事は『30代やりくり上手な夫婦が建てたナチュラルで心地のいい家』より抜粋しています。
その他の施工実例はこちらより

構造材から内装材まで
木材はすべて地元の奈良県産のもの
愛着と安心感を得られたうえ
コストを抑えることができました

節の多い杉板を使うことで、画一的になりがちな天井に変化を与えてくれます。3800円/m²。

空間に変化を出すために、掃き出し窓の手前にレンガを張った壁を設けました。床材は奈良県産のヒノキです。

和室はキッズスペースとしても兼用

ダイニング脇に設けた4.5畳の和室。ふだんは子どものお昼寝や遊びスペースとしても活用しています。

洗面台や作業机など
ワークトップを板1枚にすることで
すっきりして見えるし、材料費も抑えられました

大きな鏡は高価なので、予算に合った「IKEA」のものに。カウンターは、リボス自然塗料で塗装した杉材です。

将来は子ども部屋としても使うつもりですが、今は主人の書斎として利用しています。デスクはパイン集成材で造作。

シューズクロークにはアウトドア用品もゆったり収納できます

玄関の天井も、ダイニングと同じ杉材を張りました。玄関を入ると内窓からリビングが見えて、家族の気配を感じられるから安心。

シューズクロークは、靴だけでなくアウトドア用品などもすっきり入る大容量。

テーマにしたのは‟素材を楽しめる家”

 うちの主人は、実家の工務店を継ぐ3代目。子どもが生まれたのをきっかけに、会社のそばに自宅を建てることになったときも、主人が設計してくれました。テーマにしたのは、‟素材を楽しめる家”。自然素材の無垢材や漆喰を主役に、レンガやアイアンを組み合わせて使うことで、素材同士のよさが引き立つし、憧れだったカッコいい雰囲気もつくれました。
 また、地産地消を大切にする主人の考えで、木材はすべて奈良県産のものを使用。そうすることで自治体からも補助金が出てコストを下げられるうえ、良質な木材をふんだんに使えるという、2つにメリットもあるんです。建材にお金をかけたぶん、1階の和室はキッズスペースと兼用に。キッチンから目が行き届きやすく、子育てに重宝しています。おかげで、予算内で夫婦ともに満足できる住まいが完成しました。

MY HOME DATE
竣工年月/ 2014年12月
マイホーム取得年齢/夫36歳、妻36歳
家族構成/夫婦+子ども2人
延べ床面積/ 145.75m² (44.08坪 ) ( 1階/ 82.81m² 2階/ 62.94m² )
構造・工法/木造2階建て ( 木造軸組在来工法)

この記事の後半は2月16日11時公開予定

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