間取りがおもしろい平屋実例02 窓を工夫して心地いいLDKを手に入れた家

Comehome!
2022.11.05

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

平屋人気の背景として、余暇を楽しむ人がふえたこと、家族との時間に重きを置く人がふえたこと、家の広さより自分たちらしい暮らしにこだわる人がふえたことなどが挙げられます。平屋はそんな人たちの希望にこたえてくれる家で、これからのマイホームの定番となりつつあります。新刊『間取りがおもしろい平屋』では、今の時代にフィットした物件が盛りだくさん!その一部を特別にご紹介します。

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実例02  WRAPS HOME・NO NAME(CALIFORNIA SWELL)

間取り図

住宅DATA

竣工/2019年5月
延床面積/86.54㎡(26.18坪)
構造・工法/木造軸組工法
施工/BAUHAUS
※物件へのお問い合わせはWRAPS HOME+FOUNDへ

廊下を減らすことで約26坪でも快適な広さを実現

キッチンの背面を板壁にし、壁掛け棚をつけて収納スペースに。パントリーを設けず、すっきり見える造りに。

 アメリカ西海岸の家をイメージさせる平屋。約26坪ですが、広さを感じる工夫があちこちに見受けられます。そのひとつが窓。リビングに大きな窓を設けて、外へつながりをつくることで、視覚的な広さを実現しました。キッチンの天井にトップライトをつけて開放感と明るさを確保したのもプラスの効果に。また、家の中心に向かって天井が高くなるようにしたのも工夫のひとつ。一般的な天井の高さの玄関から、広い空間のLDKに入ると、より開放感を感じやすくなります。LDKから個室へつながるようにして廊下はカット。そのぶん、個室は広くとれ、家族4人が暮らすのに充分なスペースを実現させています。

窓の位置や種類によって外とのつながりだけでなく明るさと広がりを演出できます

天井高最大3mのLDKには「YKK AP」のAPW330の大きな掃き出し窓を採用。断熱性に優れているので、冬場も寒さを感じにくいのが特徴です。

土間1坪、ホール1坪と、ゆったりとった玄関。窓を設けて外から室内を見やすくしたことで、防犯にもひと役。

 窓は採光や風通しの役割だけでなく、空間に奥行きもつくってくれます。こちらの物件のLDKは約19畳。開放的に感じるのは勾配天井にしただけでなく、大きな窓を採用したのも理由です。外のウッドデッキとつながりができて、広く感じます。キッチン近くの天井にトップライトを設けて、上への広がりも生まれました。また、狭さを感じやすい玄関には、床から天井際まで窓を採用することで、外への抜けができて、窮屈に感じににくくなります。

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ここ数年、人気が高まっている平屋。家族とのつながりをもちやすい、地震に強い、外観にこだわりやすいなどのメリットがなか、自由度の高い間取りも魅力のひとつ。本書では、そんな間取りにスポットをあて、17軒の実例とともに、ユニークな間取り図をご紹介。そのほか、デメリットを解決するためのアイデアなども満載です。

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