【新刊のお知らせ】マイホームの新定番・平屋 昔と今でどう変わった?

Comehome!
2022.11.02

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

平屋と聞くと、「サザエさん」に登場するような昭和レトロな家をイメージされる方も多いのでは。細切れの間取りで動線が悪く、暮らしにくそうと思いがちですが、今の平屋は大きく変わりました。その”違い”をご紹介します。

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マイホームの新定番・平屋のメリットとは?

【昔の平屋の特徴】

家族の人数が多く、2世帯暮らしも当たり前だった昭和。個室が細かくわかれ、客間も玄関のそばにありました。田の字形の間取りの家もあり、部屋を横切らないと、奥の部屋に行けないということも。洗濯物は外干しが基本だったから、室内物干し場はありません。

【今の平屋の特徴】

平成に入ると核家族化が進んだことで個室が減り、そのぶんLDKを広くとる間取りがふえました。共働きにより家事動線も重視され、水まわりが1カ所にまとめられます。

【新・平屋①】LDKが広い

「家族とのコミュニケーションをとりやすい家にしたい」「開放的な住まいにしたい」という希望からうまれたのが、広いLDK。料理しながら家族の気配を感じたり、リビングで多くの時間を使う今の暮らし方に合ったスタイルです。そのぶん、個室の数が少ないのも特徴。

【新・平屋②】カバードポーチは定番

カバードポーチとは屋根に覆われたデッキのこと。アメリカの住宅でよく見られるスペースです。横に広い平屋はワイドなカバードポーチをつくりやすいのが特徴です。奥行きをしっかりとれば、居室のような空間として、椅子とテーブルを出してゆったりとすごせます。家を広くとれない場合にも有効な方法です。

【新・平屋③】廊下が少ない

「LDKが広い」ともつながる特徴のひとつ。家のシンプル化として、廊下を減らす方がふえています。それにより、LDKを広くとれたり、壁がなくなるぶんコストダウンにつながったりします。

【新・平屋④】大きな屋根が印象的

切妻屋根、寄棟屋根、方形屋根、陸屋根など、さまざまな屋根があり、勾配を生かして屋根を大きくとるのが定番です。特に人気なのが片流れ屋根。全体的なバランスがよく、雪が降り積もる地域では、雪下ろしにもひと役。

『間取りがおもしろい平屋』では、さまざまな平屋実例を集めました

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ここ数年、人気が高まっている平屋。家族とのつながりをもちやすい、地震に強い、外観にこだわりやすいなどのメリットがなか、自由度の高い間取りも魅力のひとつ。本書では、そんな間取りにスポットをあて、17軒の実例とともに、ユニークな間取り図をご紹介。そのほか、デメリットを解決するためのアイデアなども満載です。

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