【小さなおへそ3】朝イチワンピという新習慣 ― 帽子千秋さん

暮らしのおへそ
2021.10.07

朝起きたらすぐにワンピースを。
料理や家事も
仕事や買い物へもこれ1枚で。


朝起きたらすぐに、パジャマからワンピースに。これは「1dayフレアワンピース」。スッキリとしたウエストから広がるフレアラインが女性らしい。

 

着ていてラクなのにサマになる。
そんなワンピースが1枚あれば

愛媛県大洲市発のブランド「Sa-Rah」の服にはS、M、Lといったサイズがありません。ワンピースもスカートもすべてワンサイズなのに、小柄な人が着てもブカブカに見えないし、大柄な人が着てもピチピチでない。すべての人に寄り添ってくれる服です。

「私は、朝起きたらすぐにワンピースに着替えて、それから歯を磨き、朝ご飯を作って、そのまま出かけます。よそゆきとふだん着を分けない。そんなおしゃれを提案したいなあと思って。小さなお子着ていてラクなのにサマになる。そんなワンピースが1枚あればさんがいらっしゃる方は、家事の合間にすぐお迎えに出られるし、働いている方も、着替えなくていいならラクチンでしょう?」とデザイナーの帽子千秋さん。

朝起きてから、夜寝るまでワンピース1枚だけでいい。それは、着る人の動きに合わせた秀逸なパターンがあり、ラクなのに「ふだん着っぽくない」美しいフォルムだからこそ。そんな「朝イチワンピ」の習慣は、外向きと内向きの自分を分けず、「ありのままの私」でいることを支えてくれます。

そのまま近所へのお出かけもOK


重ね着を楽しめるプルオーバーとして、そのままお出かけもOKのエプロンは、「Sa-Rah」の人気アイテム。


前から見るとAラインのシンプルな形、後ろから見ると動きのあるバッククロススタイル。

クロスステッチアーティストわけ みきさんによる手刺しゅうで、胸元にイニシャルを入れるサービスも。


大きくあいた脇ぐりで、すっぽりかぶれるので脱ぎ着がしやすい。両肩で支えるデザインは、肩凝り知らず。

そのまま仕事へも


「1dayフレアワンピース」の色違い。おなかまわりがすとんと落ちるデザインになっているので、スリムに見えるのがうれしい。


袖ぐりに余裕を持たせてあるので、腕の上げ下ろしがスムーズで、家事をするときにもラクチン。


前はすべてボタンになっているので、開け閉め自在。コートにして重ね着をしても。

photo:徳丸哲也 text:一田憲子

 


『暮らしのおへそ Vol.32』より
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Profile

帽子千秋

Chiaki Boshi

「Sa-Rah(サラ)」オーナーデザイナー。銀行勤務のかたわら、長女の出産を機に洋服作りを始める。愛媛県大洲市に実店舗「Sa-Rah」と工房「Sa-Rah FACTORY」を開き、コットンやリネンなど天然素材を使ったオリジナルの洋服作りを手がける。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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