窓際の大きな棚
〜「OCUYUKI」より〜 vol.28
OCUYUKIがオープンしたのは、2021年のこと。
世の中がちょうど、コロナ禍と呼ばれる時間を過ごしていた頃でした。
もともと、素敵な定食屋さんだったこの場所。
店の奥にあるキッチンや、木製の立派なカウンターには、その頃の面影が残っています。

家具と空間は、大原温さん、東端桐子さんご夫婦に相談しました。家具デザイン・製作を手がける大原さんと、建築家の東端さん。
もとの空間の魅力を活かしながら、少しずつ今のOCUYUKIの形を整えていきました。
たとえば、壁の白。以前のやわらかな白から、ほんの少しだけすっきりとした印象の白へ塗り替えました。
他にも、新しく壁を追加したり、不要な穴をふさいだり。床のコンクリートも打ち直しました。

パッと見では、まるで「間違い探し」のような、ささやかな変化。
「はっきりわからないけれど、なんか雰囲気変わった」そう感じるくらいの、小さな調整を積み重ねながら、OCUYUKIの空間を作っていきました。
そんな中で、ひとつだけ大きく変えた場所があります。
それが、窓際につくった大きな棚。

もともとは、外の景色がそのまま見える、大きくて開放的なガラス窓でした。カーテンで塞いでしまうのはもったいない、だけど丸見えもなんだか居心地が悪い。

そこで、この大きな窓を活かせるように、窓枠いっぱいに収まる木の棚を作ってもらいました。外から見ると、赤いレンガの壁に、四角いショーケースが埋め込まれているようにも見えます。

季節のグリーン越しに、道具や服がゆるやかに覗く景色。
中から見れば、棚の余白を通して、街を歩く人や外の気配が感じられます。

ただ空間を仕切るためではなく、外と中をゆるやかにつなぐための棚。OCUYUKIらしい風景のひとつになっています。
東京都国分寺市日吉町2-33-20 シャルムビル102
営業時間:水-金11:00〜18:00
火/土12:30〜18:00
定休日:第一土・日・月・祝祭日
https://ocuyuki.jp/
Instagram:@ocuyuki
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