‟ケ”の日を支えてくれる インナーあれこれ

９月16日水曜日。皆さまおはようございます。「futana」の土井です。

 

 

今朝は皆さまに何をお伝えしようかなぁ……と考えておりましたが、「futana」での毎日を縁の下で支えてくれる‟あれこれ”を忘れていた事に気が付きました。

今日は、たまにあるハレの日ではなく、私の日常である‟ケ”の日々を支えてくれている心強い味方達をご紹介いたします。

 

 

「futana」には、ここぞのお出掛けや集まり事などの‟ハレ”の日に着たいお洋服と共に、毎日を支えてくれる‟ケ”の洋服も沢山あるのですが、今日ご紹介する洋服達は、本当に毎日お世話になっているものばかり。

 

「引き出しの中の一番手前にある物」をご紹介させていただきます。

 

 

まずは春夏秋冬問わず、一年中活躍してくれている「NOUVELLES DU PARADIS（ヌーヴェル ドゥ パラディー)」のキャミソールとタンクトップ。

 

こちらはテレコ素材と呼ばれるニット地で作られています。

 

 

テレコ素材は、その成り立ちから横の伸縮性にとても優れている生地。表面に凹凸があり、肌に触れる面積が少ないため夏はさらりと、また、凸凹の間に空気を含むため冬は暖かく着られる素材です。

ワンピースやニットなどの一番上に着る物は長く使っていきたいから、汗や皮脂はインナーにしっかりと吸収してもらいたいもの。毎シーズン定番で置いているこの二種類はまさにその役割にピッタリで、汚れたら気兼ねなく家でガラガラと洗濯出来るのもありがたいポイントです。

 

また、襟元、脇ぐりの開き方が程良くてワンピースやニット、各種上から着る物の印象を邪魔することなく支えてくれるのもとても嬉しいところ。

 

本当に毎日着る物だから、何枚かを大事に日々ローテーションさせて使っています。

 

こちらは秋口から冬、真冬本番、春先まで長い期間を通して手が伸びるガラ紡テレコタートル。

このタートルセーターの糸は、ガラ紡績という紡績機で紡がれた糸が使われています。その紡がれ方は独特で、筒に入った「わた」に回転を与え、下から上へ「わた」を引き出して糸をつむぐ日本独自の紡績法なのです。近代的な英国式紡績機よりも非常にゆっくりと糸を紡ぐため、均一に細く揃った糸は出ず、手紡ぎに最も近い素朴な風合いの糸として出来上がります。

 

糸は節などの凸凹感があり、撚(よ)りが甘い柔らかな手触りが特徴で私は思わず素肌に着てしまうほど。撚りが甘いことで繊維と繊維の間に空気が入り、オールコットンですが冬も暖かで、これも毎日使ってしまうのでした。

 

寒い朝は特に考えるのが億劫で、「ぱっと、さっと、テレコタートル」。これもまた、家で気兼ねなく洗えてしまう。心強い味方です。

最後は、冷え性の私の足を365日支えてくれるこちら。

 

「meri ja kuu（メリ ヤ クー）」の冷え取りシリーズから、シルクメインの‟冷え取り一足目”です。

 

冷え取りの方法にも様々なものがあるかと思うのですが、私はこの五本指ソックスを一枚目に履くのが体に合っているようで、始めたのはここ二年程なのですが、今ではもうこれ無しの生活は考えられないほど。この冷え取りソックス一枚目の上には、普通の、冷え取りでは無いその日の気分の靴下を履いています。

 

長年、体のメンテナンス方法として朝のヨガをしているのですが、その際は素足。「指をしっかりと開き、マットを捉える」という流れが体を支える大切なポイントとなっているのですが、この冷え取り靴下は指が５本に分かれて独立している事で、まさしくヨガの最中に地面を捉えているような、そんな感覚で日中も過ごす事が出来るのです。ほんの小さな事なのだけれど、立ったり歩いたりという動きの中で、その感覚は私の中でとても大切なものとなっています。

 

また、素材がシルクメインなので保温性に富み、通気性も兼ね備えているので足から出る汗をしっかりと外へ放湿してくれます。効率よく足を温めてくれる。

 

心身共にメンテナンス方法は人それぞれで、全ての人に当てはまるわけでは無いのですが、思わず私個人の日々のメンテナンス法をお伝えしてしまいました。いつにも増して話が脱線してしまった……(笑)。冷えが気になっていて、何かを試してみたいという皆さま、良ければ一度、お試しくださいませ。

 

明日は引き続き、私の日常に密着している‟個人的必需品”から食べ物部門をご紹介させていただきます。

 

明日もまた同じ時間、同じ場所で。

 

 

今日も一日良き時間となりますように。

余分な力が抜けたフワフワ軽い状態で、するすると滑るようにあれこれが進みますように。