上品なのにつけ心地がいい「atelier Une place(アトリエユヌプラス)」のエプロン

今日のひとしな
2016.09.12

~in-kyo(インキョ)より vol.12~


ルーシー・リーを好きな方はきっと多いと思う。見ればすぐにそれとわかる器の姿かたちももちろんだけれども、器と同様、彼女の生き方やものづくりへの情熱の傾け方に強く惹かれる。それは暮らしを含め、ファッションなど彼女自身の容姿にも滲み出ていると思う。

中でもいつも気になっているのが、制作の際に彼女が身につけている細いヒモのエプロン。まるでそれが衣装の一部にでもなっているかのようで美しい。

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エプロンはそもそも家事や作業をする際に、洋服が汚れないために身につけるもの。生地やデザインで好みのものを選ぶ以外に、できるだけ動きやすく、しかも肩こりがひどい私にとっては、肩がこらないというのはエプロン選びの大きな条件なのだ。エプロンには、皆さんそれぞれのこだわりの部分がきっとあるはずだと思う。

「アトリエ ユヌプラス」のエプロンは、身につけていて「えっ?」と思うほど肩ヒモが気にならずに軽やか。しかもそのヒモは、ルーシー・リーのあのエプロンのような上品な細さ。ヒモは背中でクロスしてもしめつけ過ぎないように、金具で固定できる工夫がされている。

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さらに細かな部分をよく見れば、使われているバイアステープも共布から手づくりされている贅沢なもの。「アトリエ ユヌプラス」の生地選びにはいつも感服してしまう。たかがエプロン、されどエプロン。身につければ、気に入ったワンピースを見つけたときと同じくらいの幸福感がそこにある。

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in-kyo(インキョ)

日々の暮らしの中で、月日をともに積み重ねたくなるような器や生活雑貨が並ぶ店。日常着や、おいしいもののセレクトも人気。「今日のひとしな」のコラム執筆は、店主の長谷川ちえさん。

福島県田村郡三春町9
TEL:0247-61-6650
10:00~17:00 水曜・木曜定休
http://in-kyo.net

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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